2014-05-01から1ヶ月間の記事一覧

海岸草原緑萌ゆ

デジモナさん、セイヨウタンポポだけでなく、オオハンゴンソウやルピナスなども、 こちらでは目立っています。きれいだけど、固有種の野草を脅かすと思えば、すな おに愛でる気にもなれなくて。 日本一大きな海岸草原といわれるワッカ原生花園で、ようやく…

エゾタンポポ

サイタマンさん、子どものころ、山葡萄酒つくりや山芋堀りが実際に行われている 山村に住んでいたことはあります。でも、今回のは調べて書きました。 デジモナさん、ヒトの身体は植物の体を裏表ひっくり返した形をしているという意味 のことを、ある解剖学…

風雪に耐え

デジモナさん、『人口の世界史』という本によると、農耕発達→防御と人口増加→ 外部への侵略が、世界のどこでも起きた現象のようです。 17日前に屈斜路湖畔の高台に立っていたダケカンバです。雪はわず かに残っているだけでしたが、その姿が、冬の風雪の激…

桜とレンギョウ

このところ曇天が続き、明るい色彩が恋しくなりました。それで3週間前に撮ったフ ラワーパラダイスの写真を。逆光に透かした桜と鮮やかな黄色のレンギョウです。ま だアップしていませんでした。 もちろん街ではもう桜は咲いていません。レンギョウはいま散…

知床の海(後)

デジモナさん、拙い作品にお付き合いいただき、ありがとうございます。 知床の海、後編です。プユニ岬から五湖の木道まで。このあたりからは崖が高くな り、海岸にほとんど平地がないまま、海に落ち込んでいます。この日はほとんど日射 しがなく、曇り空で…

アカゲラとゴジュウカラ

どちらもこのあたりの森に多い鳥です。だけと今年はまだ、これ以外アカゲラを撮 れていません。木をたたく音は聞いているし、ちらっと姿を見かけることもあります。 でも撮れなかった。 ゴジュウカラは森の小鳥で一番撮りやすいかな。割合近くまで接近を許…

雪残る五湖の木道

デジモナさん、しんどい状態なのにコメントをいただき、ありがとうございます。 知床五湖の遊歩道は有料になって、その他にガイドを頼む必要があったりして、 歩くのにハードルが高くなりました。でも、駐車場からの木道が一湖のすぐそばまで 延長され、そ…

木々の芽吹き

五月前半の森は、草と地を這う低木、それにコブシと山桜が、花咲く季節。五月 後半は、芽吹きはじめた木々の葉を、新緑と呼ぶにはまだ心細い季節です。常緑 針葉樹も枝先に新芽が伸び、色が冬より明るくなります。カラマツや落葉広葉樹の 芽吹いたばかりの…

知床の海(前)

知床半島西岸から見た海です。網走の海を見慣れた目には、凹凸に富む海岸風 景がおもしろく感じられます。ついたくさん撮ったので、今日はオシンコシンの滝から プユニ岬までを前篇として。 最初の二枚がオシンコシンの滝の海岸です。最後の一枚がプユニ岬…

林床に咲く黄花

林の木々に葉が繁り、明るい陽光が届かなくなる前の林床に咲く黄花を二種。前 は、ナツボウズの異名があるナニワズです。れっきとした樹木ですが、直立しても50 センチほど、多くは雪の重みでもっと地面近くに身を伏せています。白が入った黄色 の小さい…

シメがキョロキョロ

そらさん、四枚とも湖面に映る雲です。他の湖でも雲が映っているところは見ます が、摩周湖はすり鉢の底のような地形で波がほとんど立たず、雲の形が崩れにくい ようです。 シメは18センチほどで、スズメ大のカラ類より大きく感じられます。 近所の公園 …

知床は季節がオーバーラップ

美幌は桜が終わり、いま若葉が萌える季節です。昨日へ行った知床では、五湖 への道に雪と桜と若葉が揃っていました。大連休前に開いていた道を、知床峠ま で行くつもりだったのに、「凍結のため通行止め」の標識が。五湖でこんなに雪が あるのでは、羅臼岳…

雲映す山の湖

そらさん、そうです。湖面に摩周岳と空が映っています。中島(カムイシュ島)が黒 く見えています。今日は、湖面に映る雲を主役にした写真を。 摩周湖を覗き込んだとたん、湖面に映る白い雲が目に飛び込んできました。夢中 で何枚か撮り、後で空を見上げると…

摩周湖の雪わずか

今月12日の摩周湖は、崖襞にわずかに雪が残っているだけでした。今日はたぶ ん、雪化粧が新しくなっていると思います。昨日未明から、美幌峠などあちこちの道 路が、雪で通行止めになりました。家でも寒く、終日ストーブを。この辺りでは、五月 の雪はた…

林床の春

二週間前の森の中です。雪はほぼ消え、木々に葉はなく、林床の草花がこの時と ばかり、咲き急いでいました。青はエゾエンゴサク、黄色はフクジュソウ、白はアズマ イチゲです。オオバナノエンレイソウはまだ蕾でした。今日あたりはもう開いているで しょう…

ノビタキのカップル

最初の一枚は釧路湿原、他は能取岬です。どちらも鳥の名にふさわしく、野と言え る場所です。ワッカ原生花園やオムサロ原生花園などでも見たことはありますが、森 では会ったことがありません。 オスは胸のオレンジ色と頭から背にかけての黒で、見分けが容…

花の山

デジモナさん、長いお泊りになりましたね。たいへんだったでしょう。でもとにかくお 帰りになって、わたしは嬉しいです。 先週の北見フラワーパラダイスです。桜はピンクや白、モクレンは紫と白、レンギ ョウは黄色、それにエゾムラサキツツジと黄色いスイ…

湖畔の森に咲くコブシ

五月になって、あちこち森を歩きました。葉が芽吹く前の落葉樹の森は、林床にさ まざまな草花が咲いています。針葉樹が多い森では、草花は見ませんでした。その どちらでも、目を上げた時の楽しみは、時々現れる白いコブシの花です。 今年は例年より花に勢…

摩周湖第三展望台から

冬の摩周湖は、弟子屈側から第一展望台へは登ることができます。でも、その 先の川湯方面は除雪されません。第三展望台はこの部分にあります。同じく摩周 湖の崖上にあるのですが、見える景色は少し違います。昨日、通行止めが解除さ れていたので、今年初…

アズマイチゲのおちょぼ口

森の中で、今年はずいぶんたくさんアズマイチゲを見ました。葉がよく育ち、群 落が大きく広がっています。だけど、朝早くて気温が低かったせいか、花びらが閉じ ています。歩いているうちに、開き加減の花にも出会いましたが、まだ中途半端で す。正面から…

桜三昧

タムラ、北海道には、ずいぶんたくさん水芭蕉の群生地があるみたい。網走湖畔 では、呼人半島や国道沿いの、広範囲に広がっています。 北海道東部は、いま桜の季節です。と言っても、場所ごとに、種類ごとに少しず つ時期がずれています。美幌や北見のエゾ…

湿った森の水芭蕉

網走湖畔呼人探鳥遊歩道の水芭蕉です。湖畔の湿めった森の中では、尾瀬のよ うな草原とは一味違います。花の黄色と苞の白さは同じように鮮やかですが、黒い 水面、太い木の幹、密生する緑という背景が、落ち着いたというか、沈んだという か、独特な雰囲気…

コガラちょこまか

春の木の葉が茂る前は小鳥の季節。裸の枝は姿を隠さないので、遠くからでも カメラに捉えられます。黒いベレー帽の小さな鳥は、その名も小さいガラ、コガラの ようです。ちょこまか動き回り、落ち着きのない鳥です。 小説 縄文の残光 34 志波侵攻(続き) 追…

呼人の森のエンゴサク

網走湖呼人探鳥遊歩道の森に咲いていたエゾエンゴサクです。以前アップした能 取岬の花よりずっと大きく、葉も育っています。降り積もる落ち葉が肥料になってい るのでしょうね。それに、岬と違って、木立が風を遮ってくれます。日陰が多く、雪融 けは遅い…

桜ほころぶ

日曜日のせせらぎ公園で、一輪、二輪ほころぶ桜花を見つけました。月曜と火 曜、あちこちの庭、公園、路傍で、木々がはなやかな薄紅色に包まれていました。 エゾムラサキツツジ、レンギョウ、コブシも色彩を競っています。庭のビオラは、いつ もならとうに…

能取湖のカワアイサ

残氷の能取湖で群れていました。寝ぐせ頭が目立ちません。カワアイサだと思う のですが、白黒模様が典型的なオスを確認できなかったので、ちがうカモかも。カ ワアイサなら、北海道には渡りをしない留鳥もいるようです。 小説 縄文の残光 31 志波侵攻(続き)…

森の残雪

青空を待ちきれず、昨日は曇天の森へ出かけました。網走湖呼人半島の探鳥遊 歩道には、ところどころ雪が残っています。ここで五月の雪は初めて。いつもなら順 を追って咲く花が、今年は同時です。フクジュソウ、エゾエンゴサク、ナニワズ、アズ マイチゲ、…

能取岬の海と花

4月下旬、早朝の能取岬で。オホーツク海はまだ早春の気配です。咲いているの は、フキノトウとフクジュソウ。 さすがに能取岬からは目視できませんが、今年は五月に入っても、知床近海や根 室海峡を、流氷のかけらが漂っているとか。30年ぶりのことだそうで…

残氷光る屈斜路湖

屈斜路湖和琴半島の残氷が、早朝の低い陽の光で銀色に輝いています。この写 真を撮ってから二週間、温水が湧いて融けはじめるのが早い和琴半島だけでなく、 湖全体に水面が広がっているでしょう。年によっては、湖岸近くに打ち寄せられた氷 塊が、小さい氷…

ミヤマカケス

道内にいるのは、本州にいるカケスの亜種で、ミヤマカケス。カケスとは頭の色が 違うようです。4月の雪解けのころ、林間の道を走っていると、たびたび車の前を横 切ります。30センチほどの、鳩くらいの大きさで、よく目立つ色です。会うことが多い 鳥なのに…