2015-01-01から1ヶ月間の記事一覧

糞(ふん)と足跡

人の気配も動物の影もない岬です。ただ、いたるところに散らばる糞(ふん)と足 跡が、何者かの徘徊を示しています。知識がないので断定できませんが、エゾシ カでしょうか。陽が高くなってから家を出たので、姿を見ることはできませんでした。 いつだったか日…

1月下旬の網走港

10日ほど前に網走港の岸壁に立って撮った風景です。能取岬周辺は7割がた 流氷に覆われていましたが、ここでは沖に白い流氷帯が見え、沿岸の海面はジャ ム氷に覆われていました。そして港内では蓮の葉氷が形成途中。 ちょうど流氷観光船のおーろら号が帰還…

岬の寒空

そらさん、流氷風景にもさまざまあって、慣れているはずなのに行くたびに新鮮で す。 こちらの冬は天気が目まぐるしく変わる日が多くて。岬を歩いたこの日もそうでし た。薄日が差していたかと思うと青空が広がり、その数分後には再び暗くなって雪 さえ舞い…

びっしりと蓮の葉氷

サハリン以北から南下した海氷ではないと思います。道内のオホーツク海沿岸 で形成された浮氷でしょう。縁がめくれ上がっているのは、硬くなる途中で回転し ながら互いにぶつかり合うから。その形状から蓮の葉氷と呼ばれます。円形で最 大3mと言われますが…

空のオオワシ

美幌川の土手で、枝から飛び立って空を行くオオワシです。なかなかカメラには 収められませんが、オオワシが最も美しく迫力あるのは、自分の方へ飛んで来る のを正面から見るときです。接近するわたしに警戒して去るときは、遠ざかる方向 へ、または対岸の木…

発達途中の沿岸氷

そらさん、北海道ではこれから2月中旬にかけて、さまざまな氷雪イベントが開か れます。札幌の雪まつりは有名ですが、美幌にも網走にもいろいろあります。ただ 大勢が集まる会場には一人で行きにくいような。自然の風物は自分だけで向き合 っても平気なのに…

網走川のスズガモ

そらさん、北国ならではの美しい風物は、きっと氷雪と寒気に耐えることへのご褒 美ですよ。玄関前の除雪は昨日で何とか。今日は家周りに手を付けるつもりです。 屋根は滑って怖いので、人を頼むか放置するか思案中です。 網走川の河口になかなか立派な道の駅…

流氷のかけら

昨日は能取岬の東岸から知床岬の東岸まで、密度の高い海氷が接岸していた ようです。写真は接岸前の小清水海岸で。流氷本体から離れたかけらが沖に来 ていました。一つ一つの氷塊は小さく、氷の間に隙間があります。 近年は接岸する流氷本体も厚みが減ってい…

はかないサンピラー

正月は五日まで、元日を除き、夜明けの気温が-20度前後で晴れ間の多い天 気でした。そんなある朝、窓から上の写真のようなサンピラー(太陽柱)を見ること ができました。だけど、輪郭があまりはっきりしていません。しかも日の出直前の わずかな時間だけで…

流氷の岬

タムラ、ワシたちは美幌川の魚を目当てに来るのだと思います。サケの遡上は晩 秋で終わるけれど、他の少し小さ目な魚は冬でもいるようです。釣り人を見たことも あるし、ワシが獲った魚を横取りしようとカラスが集まる場面に出会ったこともありま す。 昨日…

オオワシ三羽

玄関のチャイムが鳴って、出てみたら土手際の家のご主人です。美幌川にオオ ワシが三羽いると報せに来てくれたのでした。昼近くで陽射しは明るいとはいえ、 気温は零下です。大急ぎで中綿ジャンパー・中綿スボン・靴下と長靴・手袋を身に 着け、カメラを掴ん…

沿岸氷の始まり

沿岸氷という言葉もたまに目にすることはありますが、正式には定着氷のようで す。海岸に接して定着している氷のことです。それ以外の海氷の総称が流氷です。 流氷はいいのですが、定着氷にはお役所的な訳語のにおいを感じます。造語に 近いのかもしれません…

メルヘンの風景

そらさん、最近は冬の寒さと雪に、何より「自然」を感じさせられます。-20度近い 寒気に無防備に身を晒せば、命にかかわります。積もった雪を放置すれば車を出せ ず、食べ物に窮します。車の中にいても、吹雪になったりスリップしたりすれば、「うっ かり…

緑がかった北の海

そらさん、オジロは土手を歩けばほぼ毎日会うことができますが、オオワシは一冬 に数回でしょうか。サロマ湖畔や常呂の海岸だと、2回行けば1回は姿を見ます。 海氷速報によると、一昨日は能取岬周辺にもいくらか流氷のかけらが来ていま した。昨日から雪が…

オオワシが来た

一週間ほど前のことです。美幌川の土手道に除雪車が入りました。9年になろう とするわたしの在住期間で、初めてだと思います。さっそく歩いてみました。たくさ んのカラスが群れ騒ぐ場所があります。何気なく近づくと、突然一羽のワシが飛び 立ちました。予…

岬の海は凍結を待つ

14日に小清水の海を漂っていた流氷のかけらは、能取岬を避けて沖合を南下 したようです。岬周辺の海で氷塊を見ることはできませんでした。沿岸でもほとん ど凍結が始まっていません。昼の気温が高い日が続いているからかな。それでも 海面に、砕ける波とは…

流氷の先駆け

網走気象台が12日が流氷初日と発表しました。この日今季初めて流氷が目視 できたということです。一昨年は同じ日ですが、去年は28日でした。昨日出かけ てみました。能取岬からも網走市街からも流氷は見えません。浜小清水まで南下 すると、上の写真のよ…

低く飛ぶ白鳥

タムラ、細かいところに気がつくね。確かに枝を握っていた爪の形が残っていて、 2回、3回と羽ばたく間にまっすぐに伸びていくよ。 氷上にいた一群の白鳥が、突然走り出したかと思うとすぐに離陸して空へ。上 空高くは昇らないので、引っ越しではありません…

霧氷と青空

そらさん、網走で見られた流氷は本体から離れた断片でしょうか。本体はまだ枝 幸沖100キロ付近にあるみたい。天候のいいとき能取岬に行って、沿岸氷の発 達具合を確かめるつもりです。ここ1週間ほど、昼は零度前後の暖かい日が続い ています。海の氷はま…

オジロ開翼

オジロが開翼して飛び立つ瞬間のクローズアップは迫力があります。上に飛び 出せばもっと何枚も撮れるのですが、土手下に向かい対岸の木々の陰を隠れる ように飛びます。 美幌川の土手下で、登り口よりだいぶ東の枝に姿を発見しました。少し離れてい るので…

網走の海

そらさん、冬の晴れた朝は、土手側の内窓を開け、きれいな茜空を見るのが楽し みです。太陽の軌道が南に寄る季節なので、木立から昇る太陽の位置が家々の 間になり、暖かい室内から朝焼けやサンピラーを見ることができます。 正月3日の網走海岸です。一枚目…

氷上の白鳥

去年は流氷が来てからも水面が残っていましたが、今年、濤沸湖の流出口は年 明けから凍結していました。これでは水中のエサを啄むことができません。カモ類 の姿はなく、いるのは白鳥だけ。その数も少なめです。どこか近くに採餌できる水 面があるのか、数羽…

厳寒の朝焼け

昨日は朝と昼2回雪かきをしました。家の前に除雪車が来たのは今朝2時過ぎ なので、明るくなったらもう一度その置き土産を処理することになります。とはいえ、 12月17・18日ほどの積雪量ではありません。今回は腰の負担が軽いでしょう。た だ、しばら…

正月の天都山から

天都山は網走市街南西の小高い丘です。初めの4枚は正月3日に、その一画 にある流氷館の展望台から四方を撮ったものです。最後の一枚は4日に、同じ天 都山のスキー場頂上から。網走から知床半島までのオホーツク海岸の円弧、家 並、網走川と能取湖、網走湖…

梢のオジロ

家から出て玄関先でまず一枚。土手下に近づく道路を進みながら一枚。湾曲し た道路が土手と平行になったところで一枚。道路の端に立って一枚。土手に向か って一歩踏み出して一枚。残念! ここで飛び立って土手下に姿を消しました。逆 光でもあって、精悍な…

雪遊び

年中と小2の二人の孫、それにその父親が、(母親は仕事の都合で来れません でした、)昨日富山へ帰りました。幸い滞在中はずっと晴天で、雪遊び三昧の毎 日でした。4日は網走天都山のまだオープンしていないスキー場へ。長く広いスロ ープで、のびのびそり遊…

炎の朝陽と白い霧氷

-18度台、-19度台の朝が続いています。もうすぐ厳冬期です。そんな気候 で現れる現象の一つが太陽柱(サンピラー)。2日の朝は雲が柱の上部を遮り、光 の柱というより、燃え上がる炎のような形になりました。写真は窓から撮ったもの です。 陽が高くな…

田園夕景

日が短くなっています。3時を過ぎると陽が傾き、4時前に丘の端に没します。そ んな時刻の田園風景です。雲がないので、はなやかな夕焼けは見られません。陽 が隠れた南西の空には淡いオレンジ色の円弧が残ります。雪原は青くなり、次第 に黒ずみます。

氷晶のきらめき

そらさん、エゾリスは、手のひらに乗りそうなシマリスに比べると、ずいぶん大き く感じます。頭の先から尻尾の先までが50センチほど、体重は500グラム近い個 体もいるようです。 所有者が手入れを放棄している空き地にヤマハギが自生しています。12月…

光る川霧

寒い朝は美幌川に霧が湧き、昇ったばかりの陽が霧を光らせます。 年末の三日間は最低気温が一ケタでわりあい暖かでした。元旦は-15.8度で、 2,3センチ積もった羽毛のように軽い雪は、ほんの年初のあいさつ代わりです。日 の出は雲間から。それでも、朝食…