2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧

美幌の黒ユリ

北辺への旅に同行する二人の訪問者を本州から迎えた23日、稚内への出発が翌日早朝なので、遠出を避け て町内の黒ユリを訪ねました。まだ少し早いかなと心配したけれど、蕾、半開き、全開とそろって、まさに見ごろ。 エゾエンゴサクやニリンソウも残る草叢の…

氷河が作ったこの地形

今度の旅行で、礼文島とともに楽しみにしていたのが、宗谷岬の後方に連なる丘陵の風景を見ることでした。 本州では山岳地帯にしかない氷河地形を、ここでは海といっしょに写真におさめられます。ゆっくりと流れる氷河 がU字谷を削り、運ばれてきた岩石が堆…

サハリンの島影かすかに

24日、朝5時に家を出たときは雨。北上するにつれ曇天に変わり、10時過ぎに宗谷岬に着いたときは薄日が 射していました。最北端の碑がある岬の海はカモメが飛ぶだけで、宗谷海峡を隔ててあるはずのサハリンは薄い もやの中。美幌に移り住む前に何度もこ…

ウスタイベ千畳岩

北海道北辺の旅から昨日帰ってきました。天気がよくて楽しめた日と雨にたたられ予定変更の日が相半ばしま したが、まずまず天気に恵まれたほうかな。おいおいその写真をアップしようと思います。今日は第一弾、北上途 中に通った枝幸(えさし)町のウスタイベ…

木漏れ日に白いニリンソウ

早朝に行くとニリンソウの花は蕾のように閉じています。光を浴びないと開かないのでしょうか。呼人の森でも 木漏れ日が降り注ぐ明るい場所に群れがありました。名は二輪草だけれど、ここでは一本の茎に四輪の花を付 けているものがほとんどでした。 明日から…

若葉の森を歩く

網走湖呼人半島崖上の森は、アズマイチゲやエゾエンゴサクなどが咲き乱れていた月初めから、すっかり装 いを変えていました。黄緑が残っているのでまだうっそうとした感じではありません。それでもひと気のない原生 林の小径を一人たどると、何か出てきそう…

エンレイソウさまざま

スミレほどではないけれど、エンレイソウの仲間も種類が多いですね。エンレイソウやムラサキエンレイソウの ように紫だったり、ヒダカエンレイソウのように赤だったりもあるけれど、このあたりでは白がほとんどです。白もオ オバナノエンレイソウ、ミヤマエ…

春のフラワーパラダイス

最低気温が2,3度、昼ごろでもせいぜい5,6度の寒い日が続きました。二週間前に楽しんだ春爛漫のフラワー パラダイスが夢みたい。雪が積もった12日以後の天気は乱れがちです。それでもこのところ霜が降りていない ので、逆に6月に入ってからの霜を警戒…

名前に似合わず地味な花

タムラ、エンレイソウの仲間は変種が多いね。そのうちの何種類かは撮ってみたいものです。いつもオオバナ ノエンレイソウだけでは芸がないから。 フッキソウ、漢字にすると富貴草だから、豪華な名前だよね。クローズアップで撮ると味はあるけれど、ふつう は…

せせらぎ公園さんぽ道

魚無川の両岸をめぐるせせらぎ公園のさんぽ道で、わたしが一番好きなのは、崖下のちょっとした平坦地に林 が広がる場所です。林床の花の季節は四月の福寿草から始まって、スミレ・エゾエンゴサクが続き、五月は白い ニリンソウとエンレイソウが主役、六月の…

せせらぎ公園さんぽ道

魚無川の両岸をめぐるせせらぎ公園のさんぽ道で、わたしが一番好きなのは、崖下のちょっとした平坦地に林 が広がる場所です。林床の花の季節は四月の福寿草から始まって、スミレ・エゾエンゴサクが続き、五月は白い ニリンソウとエンレイソウが主役、六月の…

北国のサクラ

去年は今ごろが北見フラワーパラダイスのサクラが見ごろで、網走天都山の盛りは20日過ぎだったのに、今 年は10日ほど早かったようです。6日の美幌せせらぎ公園(五枚目)やフラパラ(他の六枚)ではもう葉桜が目に つきました。でもフラパラではちょう…

エゾムラサキツツジあでやか

最初の一枚は先日のウチの庭で、残りは今月二日のせせらぎ公園で撮りました。町の民家の庭や公園にある ツツジは8割がたがこれです。いまは樹下の地面に散り敷いた花びらが枝先と同じくらいにぎやかです。このツ ツジは花が先で葉が後。山桜より少し前、レ…

婚活中のシジュウカラ

今の時季に庭のカエデに来るシジュウカラはたいてい群れかペアーです。ツイピーツイピーツイピーとさえずり ながら、枝から枝へ根元の地面へと忙しく飛び移り、餌をついばんでいます。わたしがカメラを構えてサンルーム の戸をゆっくり開けると、気付いた一…

崖のキケマン

そらさん、このあたりでは五月に雪が降ることは珍しくないようだけれど、こちらに移ってからの6年間で、チュ ーリップの花の周りが白くなるのを見るのは初めてです。地面につく前に消えるような雪だと、6月初めに降った 年もあるみたいです。 花の形をよく…

五月の雪

昨日は五月の中旬なのにこんな景色。庭が真っ白になった時間帯もあるけれど、やはりそう長くは持たず、上 の写真のようなまだら模様になりました。外気温は0度から1度の間ですよ。まあ水道や道路の凍結を心配しな くていいだけ気は楽ですが。 今部屋の中に…

雲間の朝陽

タムラ、カタクリはあちこちの野山に普通に見られる可食植物だったんだろうね。可食植物と言えば、先月ニリ ンソウを摘んで食べた人が中毒したそうです。トリカブトが混じっていたんだって。確か函館のほうだったような。 こちらは今がニリンソウの花咲くシ…

エゾエンゴサク色変わり

エゾエンゴサクは花の色に変異が多い野草です。今年は白を10本近く見つけました。ピンクもあります。それ に紫も。と言ってもこれらは少数。ほとんどが青ですが、青のなかにも薄い色と濃い色があります。一本の茎に ちがう色の花が付いているのも多いので…

分布限界のカタクリ

片栗粉はその名の通りもともとはカタクリの鱗茎のデンプンでつくられたわけですが、よく知られているように、 今市販されている製品の原料はほとんどがジャガイモです。カタクリはかつて豊富にある食用野草だったのが、 今では全国の群生地の多くで保護され…

黄色い小鳥がなぜアオジ?

雪が消えてからときどき目にする腹の黄色い鳥、アオジではないかと思います。上から撮るチャンスがまだな いのではっきりは確かめられませんが、背中はちょっと黄色がかった褐色みたい。嘴の周りが黒く、目の周りにく ま取りみたいな模様が見えます。 黄色い…

春がバクハツ

まさあきさん、大きな自然災害で生残れるか生残れないかは、気力や体力と関係ないかも。状況が変われば 気持ちは変わりますよ。体力よりは冷静さじゃないかなー。でも何より偶然の力が大きいでしょうね。平常時でも 生まれてすぐ世を去る人も100まで生き…

林床はなやぐ季節

そらさん、今年は変なんですよ。いつもなら順を追って咲く花が一斉に咲いてしまって。まあ北国の草花はだい たいが発芽から花が開くまでの時間は短いですけど。 昨日はカタクリの群れを訪ねて北見市端野近郊の森を歩きましたが、はなやぎは網走湖呼人半島崖…

アカゲラのあざやかな赤

名がアカゲラなのだから赤いところがあるのにふしぎはないのですが、このところなんだか一段と色があざや かになっているような気がします。特に下腹部。塗りたてのペンキがはみ出しているみたいなのも。繁殖期で、お 相手の気を引く必要からでしょうか。そ…

春は元気なナツボウズ

そらさん、いつかおいでになれるといいですね。喜んでご案内しますよ。 夏に葉を落とすことからナツボウズの名があるナニワズ。森の下草に緑が萌えるころ、福寿草から黄色のパー トを引き継ぎ、青のエゾエンゴサク、白のアズマイチゲとともに、色彩のシンフ…

群れて広がる青い花

タムラ、呼人の水芭蕉は例年だと4月最後の週が開花期なので、そのころ仕事のやりくりがついたらぜひ来て ください。エゾエンゴサクはその後だけど、森陰はアズマイチゲや福寿草でにぎやかだと思います。 エゾエンゴサクがもっと密集して広がる場所もあると…

真っ盛りの水芭蕉

タムラとそらさんが森陰の水芭蕉を気に入ってくれたようなので、今日は真っ盛りの姿を見てもらうことに。 この前の日曜、ご近所のHoさんを誘って呼人の森に出かけた日が、水芭蕉の最盛期だったようです。花開い ている株の数は、前回一人で行った4月の2…

白花黄花森の径

そらさん、わたしもこちらに来たころは小鳥と言えばスズメぐらいしか名前を知りませんでした。今でも見分 けられない鳥は多いのですが、それでも撮ったものとウエブ図鑑の写真を比べているうちに、何種かは名前 を推定できそうな気に。毎日が日曜日なのでそ…

呼人の森のシジュウカラ

タムラ、図鑑で見たけど、ムラサキケマンって花が細いエゾエンゴサクみたいだね。キケマンは見たことが あるよ。ムラサキケマンやオオケマンはうっかりするとエゾエンゴサクと思って見過ごすかも。 勝手にゴジュウカラと決めているけれど、北海道にはシロハ…