2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

貝塚のアズマイチゲ

そらさん、ここは人の手が入っていますが、どこかの森の奥に誰に見られることも なく咲いている場所がきっとあると思います。 4月24日 モヨロ貝塚 この日モヨロ貝塚の遊歩道で咲いていた野草は三種。そのなかで白を担当する のがアズマイチゲです。濃い緑…

湿原のキタキツネ

4月12日 釧路湿原温根内 軌道敷跡の遊歩道で出会ったキタキツネです。これまで軌道敷跡や木道でエ ゾシカ、丹頂、ミンクは見たことがありますが、キツネは初めてです。広大な湿原 にはたくさんの鳥獣がくらしているのだと思います。でも、小鳥はともかく…

野草の花園

そらさん、どうやら4月のどか雪はもう警戒しなくてもよさそうです。 4月24日 モヨロ貝塚 エゾエンゴサク、アズマイチゲ、キバナノアマナ、どれも園芸用に品種改良され たわけではない野草です。それらがこれだけまとまると天然の花園といった趣に なりま…

藻琴山三態

4月12日 普段美幌の街からは藻琴山の北西面を見ていることになります。山は立体で すから見る場所が違えばちがう面が見えます。一枚目は美幌峠を下った弟子屈 町のプリンスホテル近くから撮ったもの。山の南面です。二枚目は美幌峠をちょっ と美幌側へ下…

蕾膨らむエゾムラサキツツジ

サイタマンさん、丹頂もすぐ近くまで寄れば飛び立ちますが、10m以上離れていれ ば車が通ろうと人が見ていようとわりあい平気なようです。 デントコーンは飼料用のトウモロコシの一種だと思います。 たむら、エゾエンゴサクが色よくなると、アズマイチゲや…

せせらぎ公園のエゾエンゴサク

4月24日 美幌せせらぎ公園 魚無川に沿った細長いせせらぎ公園は、多くの場所が崖の斜面になっていま すが、一か所だけ崖下に湿地性の林が広がる場所があります。ここにエゾエンゴ サク、ニリンソウ、オオバナノエンレイソウなど、春の草花が賑やかに咲き…

丹頂一羽

4月12日 鶴居村下幌呂 丹頂は大きな鳥です。体長は大鷲と同じくらいかもしれませんが、脚が長いので より大きく見えます。そろそろ餌場を離れ、釧路湿原一帯に分散しているのではな いかと思い、雪裡川にかかる橋を渡って田園の道を走ってみました。この…

屈斜路湖光る

4月12日 美幌峠&和琴半島 美幌峠を下っていたのは7時半過ぎ、それから15分ほどで和琴半島に着きまし た。それより早い時間には湖面に霧がかかっていたらしい痕跡があります。一枚 目では景色の一部がぼやけていて、霧の底から発光しているようです。…

摩周湖の春

4月12日 摩周湖第一展望台 摩周湖の解氷は、摩周岳が影を落とす中央部、朝・昼の太陽が遮られる南東部、 斜里岳を正面に見ると視界に入る北東部で、様子が違います。中央部は薄い氷が 湖面を覆い、南東部はしっかり残る湖氷がまぶしく光り、北東から北西…

芽吹き

4月12日 釧路湿原温根内軌道敷跡 木道ではまったく緑がなかったけれど、森下の軌道敷跡では何種類かの芽吹き を見ることができました。なんの芽か分からないものもあるけれど、エンコウソウ、 ヒメカイウ、フキになると思われる芽はありました。

ほわほわ春の雲

4月12日 釧路湿原温根内 この日湿原の空に浮かんでいたのは真綿をちぎったような雲。空も濃いブルー ではなく水浅葱(みずあさぎ)です。いまにも溶け込んでしまいそうな淡い雲は、荒 涼とした浅い春の枯れ葦原にふさわしい。

美幌峠の雪融け

サイタマンさん、30度ですか。ウチは朝夕まだ暖房が必要です。昼の外気は15 ~20度くらいまで上がりますが、朝夕はようやく零下がなくなったところで、せいぜ い1~5度といったところでしょうか。 4月12日 美幌峠 峠の北東面はまだ冬の雰囲気を残…

湿原荒涼

4月12日 釧路湿原温根内 軌道敷跡にはフキノトウや萌える草の芽も見られたけれど、茫々たる枯れ葦原 を貫く木道からは緑は欠片も目に入りません。小鳥の声も聞こえません。遠方の 騒がしい鳴声は蛙でしょうか。わたしの足音が近づくとぴたりと止んで、一…

屈斜路湖の残氷

4月12日 美幌峠 海寄りの汽水湖はとうに水面が開き、砕氷も浮いていませんが、さすが山間の 湖、屈斜路には中島の周辺に湖氷が残っていました。周辺の湖水と少し色が違い ます。中島には独自の水源があって、それが湖に溢れて凍ったように見えます。

今朝の雪

4月16日 ウチの周り 今月に入っても朝起きるとあたりが白くなっている日はありました。今 朝は玄関前の足跡からすると、3㎝ほどは積もったでしょうか。4月のど か雪は重くて始末がたいへんなので勘弁してほしいけど、この程度なら ご愛敬です。いま陽が…

海鵜が一羽

4月8日 網走川河口近く 海鵜と川鵜はそっくりです。あいにく逆光で、背中の色のごくわずかな違いを頼り に判断するわけにはいきません。口角から頬にかけでの模様の特徴で、海鵜と思 ったのですが、それもこの距離ではあいまいさが残ります。もしかしたら…

去った冬を追うように

4月12日 美幌峠手前北面 里ではわずかに雪が降っても朝のうちに融けてしまいますが、峠に向かって高 度を上げていくと、やがて去ったはずの冬の後髪に手が届きそうな光景が現れま す。美幌峠も南面は雪融けが進んでいる雰囲気。でも、藻琴山に続く北の斜…

里は春山は冬

4月12日 摩周湖第一展望台 昨日は美幌峠を越えて、屈斜路湖和琴半島、摩周湖、釧路湿原温根内をまわっ てきました。美幌の街路は乾いていて、庭にはフクジュソウの黄色が目立つ家々 もあります。郊外では、雪の下で寒風をしのいできた麦が青々と芽を伸ば…

湖畔の枯れ葦原

そらさん、キンクロハジロはメスの冠羽の方が長かったような。ウミアイサと逆で すね。 4月8日 濤沸湖平和橋 ここは解氷期にしばしばオオワシが見られる場所なので行ってみましたが、おそ すぎました。湖面には氷片さえ見られず、白鳥もいません。このあた…

ヒドリガモ

4月8日 網走川河口近く 遠くてあまりはっきりしませんが、ヒドリガモではないかと思います。頭がクリー ム色の中心部を除いて、明るい茶色です。近くで見たときは頭髪を染めているあ んちゃんみたいだと思いました。日本では冬鳥ですが、北海道では厳冬期…

咲きはじめエゾエンゴサク

4月8日 モヨロ貝塚 枯れ落ち葉を掻き分けるようにして、青紫の花がわずかに咲いています。まだ数 は少ないし色も地味。さらに7日・8日の夜に降った雪が押さえつけたようで、、茎 が倒れ伏しています。そのつもりで気をつけていないと見過ごしてしまいま…

河口のキンクロハジロ

そらさん、薬のせいで近頃は岬の日の出に間に合うように起きることが難しくなっ て、ここしばらくは能取岬灯台の灯を見ていません。 4月8日 網走川河口近く 冬鳥が北へ帰る季節。空に鴨や雁の群れ飛ぶ姿を見ることが多くなっていま す。ここ、モヨロ貝塚の…

海と福寿草

そらさん、そちらはもう桜は散りましたか。こっちは福寿草の季節、そろそろエゾエ ンゴサクが咲くかな、といったところです。 3月29日 能取岬 能取岬に咲いているのは北見福寿草。福寿草も見られますが林間に多いよう な。屈斜路湖和琴半島の散策路では5…

春の雪

そらさん、未明の岬でまだ灯がともって回転している風情は、また別な趣がありま す。 4月7日 ウチの窓から 今朝換気のために窓を開けたら、あたりが白くなっていました。雪かきをするほ どには積もらないと思うけれど、まだ降り続いています。4月でもどか…

湖の解氷進む

3月29日 網走公園線 この日能取湖の海側にはすでに水域が広がっていました。写真は陸側です。 今まさに解氷が進行中です。この辺りは遠浅で月末からはアサリ採りの人々で 賑わうことになります。大都市付近の海岸では輸入した貝を撒いて、有料で潮干 狩り…

残雪の灯台

3月29日 能取岬 残雪に黒白二色の灯台はよくあいます。なぜか灯台は赤が多いような。能取岬 灯台は八角柱であることともに、色もユニークです。大正八年に作られ、今も現役 です。年一回公開され、内部を見ることができます。わたしはまだ一回も入ったこ…

田園の春

3月29日 網走市嘉多山 黒白まだら模様にところどころ灰色や茶色の枯れ草叢が混じる田園風景です。 遠くに薄緑色が見えるのは冬を越した麦。よく晴れた日だと黒土からもうもうと湯 気が立ち昇り、霧のように視界を妨げるのですが、この日は薄曇りでした。…

柳ふくらむ

3月29日 せせらぎ公園 雪消え残る魚無川の畔で、やわやわと柳の芽が膨らんでいます。桜の蕾固く、 蝦夷紫躑躅は茶色一色。公園の木のなかで一番敏感に春に反応しているのが 柳です。ほんとうは柳ではなく楊柳と書きたいところです。柳と書けばわたしには …

流氷去った北の海

3月29日 能取岬 網走の今年の海明けは3月14日だったと発表されました。29日には岬の海に ほとんど海氷はありません。それでもいくつか小さな氷片が漂っていたり、細かく 砕けて融けていく白い小領域が残っていたりします。この日薄曇りで陽は射してい…

魚無川の残雪

3月29日 美幌せせらぎ公園 いつもは澄んでいる魚無川ですが、雪融けの季節だけは茶褐色になります。ま まだらに残る雪が冬の終わり(例年より早いような)を告げています。足元に気を遣 う必要もなくなり、何やら気が抜けるような。気を張る冬を惜しむよう…