2014-10-01から1ヶ月間の記事一覧

湖畔が色づくころ

10月初めの、紅葉が始まった阿寒湖畔の写真です。今はもうほとんど落葉して いるでしょう。チュウルイ島観察センターのまりもは、すでに水槽から引き揚げら れ、深い湖底に移されました。人も動植物も氷雪に備える季節です。 今日で10月も最後です。今月…

駒止の滝

那須にある同名の滝のほうが、より多くの人に知られていると思います。写真は 大雪山旭岳山麓、旭岳温泉の入り口近くにある、知る人の少ない滝です。何度も ここには来ているけれど、わたしも見るのは初めて。泊まった翌朝、道路わきの看 板に誘われて行って…

旭山の北極熊

旭山動物園で人気のトップを争うのはペンギンと北極熊。夏休みなどは入口に 長い行列ができて、入れ替え制になります。だけどこの日は秋の平日で、どちら も自由に何度でも入ることができました。 歩き回っているのと寝そべっているのとは別な熊です。片方は…

忠別ダム

忠別川は、大雪山旭岳とその南に連なる平ケ岳、忠別岳、五色岳、化雲岳の、 山肌から流れ落ちる水を集めて西に向かいます。旭岳温泉と旭川市を結ぶのは 道道1160線。山を下って天人峡からの213号線を併せ少し行くと、忠別川をせ き止める忠別ダムが、…

遠軽の街と空

遠軽町は美幌から車で1時間ほど西、サロマ湖上端から2,30キロ内陸にありま す。4町合併で人口が増え、今は美幌を抜いて、オホーツク管内の町としては最 大になりました。と言っても、2万1千人台で、もちろん北見などの市よりは少ない のですが。それ…

サロマ湖一望

幌岩山の展望台から眺めたサロマ湖です。琵琶湖と霞ヶ浦に次いで、広さは日 本で三番目、汽水湖では最大の152平方キロ。パノラマ写真では小さくなりすぎ ます。そこで西端の湧別町から東端の北見市常呂町栄浦まで、4枚に分けて撮り ました。一枚目には湖…

知床のエゾシカ

知床峠から少しウトロ側に下ったところで、対向車線に車が一台止まっていまし た。見ると2頭のエゾシカが林から出て、路傍で草を食んでいます。こちらも停車し て、近づきました。能取岬の鹿なら、人を見るとすぐに森に駆け込みますが、この 2頭はすぐ近く…

知床観光船―峯の雪

サイタマンさん、知床半島はオホーツク海側が峩々たる岸壁で、根室海峡側は比 較的なだらかに海に落ち込んでいます。景観として迫力があるのはオホーツク海側 なので、大型観光船はウトロから出ているのかも。ヒグマがサケを獲りにたくさん集 まる河口は根室…

知床観光船―滝

知床観光船からは、絶壁から海に向かって流れ落ちる滝をいくつか見ることが できます。大型船なので、近づくことはできず遠景になります。中には海からしか 見えないものも。 この日から20日ほど過ぎました。わずか3週間ほどの間に冬の気配が濃くなっ て…

知床観光船―岸壁と洞窟

知床半島ウトロ側で、港より先の海岸には、砂浜や入り江などはほとんどありま せん。切り立った岸壁が続き、そのところどころに洞窟が口を開けています。 もともと知床半島は、国後や択捉とともに、北米プレートの下に太平洋プレート がもぐりこんだことによ…

知床観光船―展望

知床横断道路などなかった昔、ウトロから知床岬を回って羅臼港に入る航路が ありました。一度乗船したことがあります。30代だったでしょうか。今就航している ウトロからの大型観光船おーろら号は、知床岬まで往復するコースと硫黄山近く で折り返すコース…

知床観光船―ウトロ港

知床観光船の上から撮った写真を、今日から何回か続けます。最初は出発前 の船上から見たウトロ港。 電飾のある大岩は、乗船客の駐車場の入り口です。初夏にこの岩はおびただ しい数のカモメが子育てをしていて、けたたましい鳴き声に包まれていたのに、こ …

秋の知床峠

最初の一枚に国後島がくっきり映っています。標津や野付半島では、島の南端 が沖に浮かんでいました。知床峠で見えていたのは、旧住民が羅臼山と名付け た山地とその左右、島の中ほどでしょうか。 目の前にある知床半島の羅臼岳は、先端がわずかに冠雪してい…

ボッケ

ボッケという魚もあるようですが、阿寒湖畔では、100度の熱泥がゆっくりボコ ッ・ボコッと盛り上がってはじける場所のことです。ボコッという音が言葉の由来と 言う人もいます。アイヌ語のボフケ(煮え立つ)の訛という説もあります。アイヌ語説 のほうがも…

阿寒の森

一枚目は双湖台から撮ったうっそうと茂る阿寒の森。双湖台は二つの湖が見え る峠の高台です。画面左に水面がわずかに見えているのはパンケトー、手前にあ る北海道に似た形がペンケトーです。アイヌ語辞書に、トーは湖・池・沼・水たまり、 パンケは下(しも)…

阿寒滝見橋

摩周湖から山越えをして阿寒湖へ。双岳台・双湖台のある峠を下って最初に、 滝見橋の駐車場に車を停めました。ここは阿寒では紅葉の名所として知られてい ます。この日も三脚を据えたカメラマンが何組か。特に色づく木が多いわけではな いのですが、白い渓流…

摩周湖の霧

硫黄山から摩周湖へ。第三展望台は深い霧の中でした。眼下にあるはずの摩 周湖も西の崖下に見えるはずの屈斜路湖も、どこに湖面があるかまったくわかり ません。でもまあ、青い湖面は見慣れているし、灰色の霧に浮かぶ木々のシルエ ットもわたしは好きです。…

川湯硫黄山の紅葉

ゆめらじさん、遠軽のコスモス園では無造作に植えられていて、2千円を超える 高価な花とは思えいませんでした。ちなみに、こんな説明板が。 そらさん、北海道には噴煙の上がっている場所がたくさんあります。どこもいつ か爆発する可能性がないとは言えない…

噴煙

そらさん、あのあたりは5月までほとんど雪山で、6月に入っても探勝路に大きな 雪渓が残っています。ようやく後半になって、雪渓の周辺に白いチングルマや薄 紅色をしたエゾノツガザクラの数が増え、姿見の池からロープウエー駅へ下る、雪 解け水の小川にな…

山の稔り

そらさん、後退する雪渓を追うように次々花が咲く6月後半こそ、天上庭園の真骨 頂です。ぜひいつか見に来てください。 旭岳高原探勝路で左右に目を凝らせば、コースの半分以上で、群生している矮 性の木にびっしり付いた実が目に入ります。粒は小豆台・大豆…

旭岳高原の風景

旭岳ロープウエー姿見駅を起点に、一周1.7キロ、1時間ほどの探勝路が設け られています。右回りは1600m地点まで登り続けるのできつく感じられます。左 回りは初めこそ短い急登があるものの、坂が分散されるので、わりあい楽に歩け ます。 森林限界…

一千万本のコスモス

言われるように、本当に一千万本あるのでしょうか。広さは10ヘクタール。とに かく、膨大な数のコスモスの花です。ここは遠軽町太陽の丘公園にあるコスモス園 です。広さもさることながら、チョコレート色のコスモスは、他では見たことがありま せん。 一…

大雪山系の峰々

今年旭岳の初冠雪は9月16日でした。平年より9日去年より3日早く、今季の冠 雪としては全国で最初とのことです。上の写真は二枚目だけが9月30日早朝で、 他は29日。旭岳以外の遠方の峰にも雪が見られます。夜明けの薄明に浮かぶ 旭岳は、こころなし…

カワラヒワ

野付半島のトドワラ近く、初夏にはハマナスの花に覆いつくされる原野の一画 です。小鳥が飛んで来て、枯れ枝の先に止まりました。ずんぐりした嘴とМ字形 で黄色い尾翼。カワラヒワでした。北海道では夏鳥。早いと3月末から4月に姿を 見せ、10月には群れ…

シオガマギク

サイタマンさん、昨日の台風はだいじょうぶでしたか。 こちらに移って9年になろうとしていますが、まだ初めての事物に出会います。 野付半島の広いススキの原も、今年秋の新発見です。 野付半島でトドワラへ行く道の脇で見つけました。これまでにも出会って…

ススキの原

道路から海まで続く原一面に、ススキが群れて風に揺れています。ここは野付半 島。かつては、ススキ・アシ・カヤ・スゲの類が見渡す限り広がる水辺が、どこにで もあったような気がします。近年は大規模な群生をあまり見ません。釧路湿原温 根内遊歩道には、…

旭岳の紅葉

先月29日に旭岳ロープウエーで姿見の池高原へ。楽しみにしていたチングル マの草紅葉は終わっていました。その代り、白・赤・黒の様々な木の実・草の実が 一面に。紅葉はロープウエーから見える山腹に残っていました。緑を背景に点在 しています。 この日…

トドワラ秋晴れ

トドワラの語源を検索してみました。一つ説明が見つかり、「トドマツの原っぱ」 がつまった、とありました。アイヌ語からきたと思っていましたが、違っていたみた いです。野付半島は全長28キロ。根室湾に突き出た砂嘴です。その中ほどにあ るネイチャーセ…

滝と紅葉

昨日の知床半島オシンコシンの滝です。紅葉が始まっていました。この滝は氷 瀑の候、若葉の季節など何回も撮っているので、今回は周囲の秋色を中心に。 10月初旬の知床は今度が初めてだと思います。 関東からの一行を案内しての遠出です。半島の海を行く観…

国後の島影

天気さえよければ野付半島から、根室海峡に突き出している国後島の南西端 を望むことができます。朝のうちは島影の輪郭も薄かったのですが、昼ごろ、陽射 しが強くなるとともに、望遠レンズで対岸の建物の形が分かるようになりました。 海に浮かべられた白い…