2014-08-01から1ヶ月間の記事一覧

色づきはじめのサンゴ草

サロマ湖に突き出したキムアネップ埼のサンゴ草です。まだまだ色づきは浅く、 濃い赤に染まるのは9月の半ばからでしょうか。道内では、根室ー釧路間の太平 洋側の海岸湿地、オホーツク地方の汽水湖畔に分布しています。 サンゴ草は別称で、アッケシソウが本…

サロマ湖の夕陽

前から一度サロマ湖の夕陽を撮りたいと思っていました。一昨日の夕暮れ、西空 にほとんど雲がありません。今年の夏では珍しいことです。場所は北見市常呂栄浦 にある、サロマ湖を望む展望駐車場。日没時には数台の車が集まりました。雑誌か 何かで、夕陽のカ…

一面に草藤

デジモナさん、ありがとうございます。ところで、ずいぶん豪華な花火ですね。肉 眼で見たら、色彩に酔ってしまいそうな。 昨日は久しぶりにいい天気だったので、サロマ湖へ夕陽を撮りに行ってきました。 日没は6時過ぎ。家に帰り着いたのは7時半すぎです。…

霧の朝

霧の出ているある朝、美幌川の土手を歩きました。見慣れて飽きている景色が、 別のもののように新鮮です。緑の猛々しさがやわらぎ、雑然とした家並みの、白い 外壁にも趣が感じられます。太陽は厚いベールの後ろ。畑の角で、農家とかまぼ こ型の作業棟がかす…

明けゆく空と海

夜明けの空にあんなに生々しい黄色、今まで見た記憶がありません。雲の演出 なのでしょうね。空の青さがわかる明るさになると、もういつもの茜色に主役交代 です。 19日以後すっきりした青空が長続きしません。合わせて2,3時間は陽が射す日も ありました…

エゾミソハギ

デジモナさん、豪華な花火ですね。お身体の調子がよくて見に行けたのだと、勝手 に想像しました。 濤沸湖畔の牧場と道道の間にある草叢に、たくさん咲いていました。「エゾ」が付 きますが、南島を除く全国に分布するようです。近縁のミソハギよりは大型。名…

夜明けの岬牧場

能取岬にある網走市共同牧場の夜明けです。オホーツク海と知床連山を背景 に、牛や馬がのんびり草を食んでいます。日中は暑さが厳しいこともありますが、 朝は涼しく、気持ちよさそうです。海風がもたらす塩分が食欲を増進させると、聞い たことがあります。…

ヤマハギ

サイタマンさん、長時間同じ姿勢でいると腰が痛くなるので、朝早く目覚め、足りな い睡眠時間を昼補うことになります。投稿が早い時間なのはそのためです。 夜明けや日没の前後は、珍しい現象を目にすることが多いような。 美幌霊園とせせらぎ公園の間にある…

走る波しぶき

早朝の幼い陽光が、走る波を輝かせ、しぶきを浮き上がらせています。能取岬を 囲むのは、干潮時に岩礁を露出させる浅海。追いかけっこをしたり、隊伍を組むよ うに併進したりする波はよく見ます。だけど、白い髪をたなびかせるように走るしぶ きに気付いたの…

草叢の花

夜明けの低い陽がカメラを構えたわたしの影を映す岬の草叢。オホーツク海と 知床を眺めて満足する観光客の目には、夏草が茂っているだけなのかもしれま せん。それでも、藪の中に踏み込んだり、あたりを注意して見たりすれば、いろん な花が咲いていることに…

黒い知床

知床半島は能取岬の東。日の出前後、知床岬から斜里岳までの山々は黒いシ ルエットです。冬は太陽が稜線から姿を現しますが、8月はまだ北寄りの海から昇 ります。明るさが増すにつれ、くっきりと黒かったシルエットが灰色に変わります。 山裾を海霧が隠して…

エゾニワトコの赤い実

森でエゾニワトコの赤い実が目立つ季節です。蚊が多いので、藪に入ろうという 気にはなりませんが、遊歩道から覗き込むと、だいぶ奥にもあります。大木の多い 場所では、目の高さで緑の葉陰で際立つ色は、意外に遠くても見えます。 蕾や葉は解熱、利尿、腰痛…

秋の兆し

サイタマンさん、コンクリートの街の暑さはさぞかし ! 今日は話題だけではなく、絵 でも秋の兆しを感じてください。 17日に町のせせらぎ公園でみつけた、色付いている木の葉です。初めの二枚は 桜、残りの三枚はカエデ。美幌で秋色が濃くなるのはこの辺り…

朝日を隠す海の雲

オホーツク海に昇る朝日を撮りたかったのですが。でも、後から光を受けた薄雲 の色がきれいだったから、まあいいかな。それに、知床の山々の黒いシルエットも、 明るくなりかけた海を走る波しぶきも、なかなか見ごたえがありました。平日の4時 台とあって、…

薄明に咲く

日の出は4時22分。岬は雲の多い朝でした。15分経ってようやく、花々がフラッ シュなしで写る程度の明るさに。強い風に大きく揺れています。シャッタースピード を速くして撮りました。 最初の2枚、草藪が深くて正面に回り込めなかったので、模様がよく…

逢魔が刻(とき)

夕食を終わり、窓を閉めようとしていました。陽は沈み黒い雲が広がって、闇が 降りてきています。そこに残光が雲の切れ間から狭い角度で射し、ある高さの川 岸の木立や、築山の藪を背にした黄色いユリを、ほの白く照らしています。 逢魔が刻(とき)という言葉…

せせらぎ公園の睡蓮

夏のせせらぎ公園は緑が勢いよく、花があまり目立ちません。そのなかでわたし の楽しみは、池に咲く睡蓮です。水は濁っているのに、花の印象は清らか。白もい いけれど、最後の一枚のように、わずかな赤みを帯びたほころび始めが一番好き です。 今までこの…

野付半島の丹頂

タムラ、北海道では、ノリウツギにサビタという呼び名があるんですね。今まで知り ませんでした。 釧路湿原の周辺にいくつか餌場があって、冬は丹頂が集まってきます。雪が消え ると野に散って行きます。比較的出会いやすい場所はありますが、そこへ行けばい…

ノリウツギ

夏のせせらぎ公園で遊歩道を歩いていて、目を惹かれるのがノリウツギの白い 花。陽が当たりさえすれば、林の縁、草原、高層湿原と場所を問わず、日本全国 どこにでも見られる低木のようです。それでも、八月の魚無川沿いの道では緑の 以外の色が乏しいので、…

マタタビの葉は三色

夏のミヤママタタビの葉は緑と白と赤の三色が入り混じります。一枚の葉が緑と 白、または緑と赤に二分されているものが大半です。赤くなるのは花の季節だけで、 その時季の前や後は白だと聞いたことがあります。その通りなら、赤から白に変わ る途中なのかも…

ホザキシモツケ

本州では東日本の高原に咲くようです。こちらでは、かつては絶滅危惧種に指定 されていたとは思えないほど頻繁に、あちこちの高地・原野・湿地で見かけます。2 か月以上花期が続きます。春―夏、夏―秋の端境期には、広がる緑に変化をつけ る役割をはたす、数…

蝶三種

サイタマンさん、30度で一息はいいけれど、台風の進路が気になりますね。 いま蝶の季節。春からいるけれど、群れが大きかったりさまざまな種類が飛び交 ったりするのは、7,8月です。目玉模様のある最初の一枚は、ジャノメチョウの仲間 かな。クサフジと…

アジサイとコスモス

このところ雨の日が続いて草を放置しているので、窓から眺める庭が荒れ地に似 た風情になりました。そんな庭の片隅で、アジサイが咲き続けています。たしか関東 では、梅雨時の花でしたね。その一方、玄関わきでコスモスがぽつぽつ花開いてい ます。こちらは…

三段の滝

斜里から知床ウトロに向かい、オシンコシンの滝を過ぎ、トンネルを抜けたところ に、三段の滝という標識があります。車の中からは滝らしいものが見えないので、 今までは素通りしていました。今回、駐車帯があるのに気付き、車を停めて少し歩 いたところに、…

海に浮かぶ木立

地図で見る野付半島は、湾曲した本体から無数の細い突起が出ているような形 で、エビによく似ています。遠望すると、その細い突起に何本かの木が育ち、前後 は海です。まるで木立が海に浮かんでいるみたい。風景が霧でかすんでいるから、 そんな気になるのか…

ウトロ海岸の夏

知床半島ウトロの海岸は、出っ張ったり凹んだり、変化の多い地形です。岩の形 も様々。砂浜はあまり見かけません。この日朝は海が荒れ、観光船は出航しなか ったようですが、昼頃には穏やかになりました。低い岩の上に鴎と鵜が佇んでいま す。 窓を閉め切っ…

7月末の湿原に咲く

先月25日の釧路湿原恩根内遊歩道で。花の端境期だったのでしょうか。ミツガ シワ、ヒメシャクナゲ、ツルコケモモ、イソツツジ、カキツバタ、モウセンゴケなど、め ぼしい花はすべて終わり、夏を代表するサワギキョウはまだでした。時季だったの はタチギボ…

涼しい風に吹かれて

こちらでも暑く湿気の高い日が何日か続きました。今日明日も30度を超える予 報です。その後はぐっと涼しくなるような。 家の中で扇風機を回していても汗が出る日でも、ちょっと車を飛ばして高いところ に行けば、さわやかな風が迎えてくれます。 摩周湖第…

知床峠の風景

知床峠は標高738メートル。知床半島を横断してウトロと羅臼を結ぶ国道334 の最高地点です。峠は国道なのに、11月から4月、ほぼ半年は閉鎖されます。な にしろ知床連山の盟主・羅臼岳(16661メートル)が間近で、その半分に近い高さ です。片道一…

摩周湖岸に夏の花

タムラ、こちらも昼は30度近くなるけど、湿気がひどい日は少ないので、まだ凌ぎ やすいと思うよ。例年通りなら、8月後半には涼しくなるし。きつくなったら逃げて来て ください。羽田からはすぐだから。 7月末の摩周湖第三展望台駐車場周辺の花です。オニ…