2012-11-01から1ヶ月間の記事一覧

山に抱かれた湖

一枚目が初冬の藻琴山。切り取り方しだいで、屈斜路湖はこの山を盟主とする山々の懐に抱かれているように も見えます。それもそのはず、摩周湖などとともにカルデラ湖で、地図では茶色い山地のなかに位置していま す。湖畔に立って広い水面を眺めているとそ…

海辺の空を渡る群れ

濤沸湖で水鳥を撮っていたときです。ガウガウと騒がしい声が大きくなっているのに気付き、見上げたら渡りの 群れが近づいていました。あわてて三脚からカメラを外し、頭上に向けてシャッターを切りました。遠くてはっきり わかりませんが、マガンでしょうか…

落葉

根元に散り敷いたカエデの落葉は枝にあるときに劣らずあでやかです。11月半ばのある日、庭の木で突然散り はじめ、2日ほどで枝が裸に。窓から見える彩はしきりに誘いかけるけれど、なかなか融けた霜でぬかるむ庭に 降りる気になりませんでした。それでも雪を…

空へ

murutiさん、ありがとうございます。今後もあなたに楽しんでいただけるように撮り続けます。 飛行機は離陸・着陸するときの操縦が難しいと聞くけど、白鳥も離水は迫力があります。全速力で助走し、力い っぱい羽ばたいて飛び立ちます。みんな首尾よく空に浮…

白い山々

眺める山は雪化粧しているほうがいいですね。北海道の山は低く、最高峰が2291メートルの旭岳。2000メート ルを超えるのは大雪山系や十勝・日高の10峰だけです。写真一枚目の摩周岳は857メートルで道内104位、二 枚目の海別岳は1446メートルで55位、残りの写…

波走るオホーツク海

岬そばのオホーツク海を白波が走っていました。もう少しするとジャム氷が発生し、重くゆっく盛り上がったりへ こんだりするようになります。でもまだ軽快です。激しく上下する海面にすまし顔のカモメが。見ているこちらが酔 いそうです。最後の一枚の二羽、…

羽づくろい

mqb2oo2223z52z42さん、niceをありがとうございます。 ろくろ首という妖怪は、首がにゅーっと伸びてくねくね動くことになっていますよね。妖怪ではないわたしたちの 首は硬くて、自分の背中を見ることもできません。同じ哺乳類でも首の長いキリンなら背…

砂湯の白鳥

niceをよせて下さった方々、ありがとうございます。 屈斜路湖畔の砂湯に佇んでいたのはどのくらいの時間だったでしょうか。せっかく車のなかで温まった体がだ んだん冷えてきます。お昼ごろだからせいぜい0度前後なのだと思うけれど、始まったばかりの季…

薄氷の屈斜路湖

19日の屈斜路湖は藻琴山の陰になる北部などに薄氷が張っていたような。外輪山の高みからの印象なので、 確かではないのですが。美幌を出たときは明るくいい天気。小清水峠を越えて湖に近づくにつれ、青空は残って いても、なんだか光が薄くなる印象でした。…

雪をまとった山の木々

一人言さん、あなたも美幌に縁のある方なのですね。わたしは埼玉から移り住んでもうすぐ7年になります。 水辺、野山、動植物などに気持ちを支えられる気がして、こちらに来てほんとうによかったと思っています。ま たときどきこのブログも覗いてください。 …

白い季節へ

美幌を含め、この地方の初雪は18日だったようです。「ようです」と言うのは、家のまわりでは目視していないか ら。毎日明るくなると窓から外を覗くのですが、これまでは凍った水溜りや枯れ草に着いた霜はあっても、雪はあ りませんでした。ところが昨日美幌…

枯れ葉の道に赤い実が

女満別湖畔から呼人半島北岸に続く網走湖畔の道です。この日も車両通行禁止でした。何年か前に低気圧が 降らせた激しい雨で水が溢れ、道が荒れたことがあります。それ以来開いている日がほとんどなくなりました。湖 漁師は車が通れなくては困るのではないで…

濤沸湖の水鳥

11月の濤沸湖には北から帰った渡り鳥が集まりはじめていました。凍結が始まるともっと数が増えて、白鳥公 園の岸に近づいてきます。公園はオホーツク海へ湖水が流れ出るところにあって、開いた水面が長く残るからで しょう。それに観光客が撒く餌もあります…

田園晩秋

網走―女満別―美幌と続く高台に広がる田園地帯の晩秋です。山積みになっているのは、ジャガイモみたい な気がするけれど、この時季だからオリゴ糖の原料になるヤーコンかな。長雨続きなかでひさしぶりに晴れた日 です。それーとばかりに、急いで掘り出したの…

冬待つ岬に残る花

寒風渡る能取岬に花の残るハマナスが一株ありました。一輪だけの黄花は葉もタンポポに似ています。近くの 公園でも初雪前に見たことがあるけれど、ちまちまといじけた印象です。 昨日のフリペに書かれていた情報によると:今年はヒグマにとって苛酷な一年だ…

ひさしぶりのキンクロハジロ

網走湖女満別湖畔に浮かんでいた水鳥の群れ、たぶんキンクロハジロだと思います。白鳥とちがって岸辺に 寄って来なかったので、「弁髪」を確かめられませんでした。だから「たぶん」。秋から春の半年以上、凍結期以 外は、網走湖、濤沸湖、海辺などのどこか…

晩秋の湖

11月初旬の網走湖女満別湖畔の風景です。石北本線の駅裏側、湖の南西端に近い浜から撮っています。長 雨に挟まれた1日だけの晴れ間、なんだか湖に活気が感じられました。網走湖でたくさんの漁船が集う舟溜まり は二つあるみたい。少し北側(一枚目の写真に写…

秋の稚魚

町のせせらぎ公園を流れる魚無川には、その名とちがって魚がいます。最初の一枚に写っているのがそうで す。土手の道で清流のよどみに魚影を見つけて撮りました。斜面を下りて水辺に近づいたらさっと散り、しばらく 静かに待ったけれど、だめでした。もっと…

感動の経11月

xae2oo9b5z0bz59さん、niceをありがとう。 vwc**bin さん、網走郡の美幌町です。紅葉もイチョウも終わって、いまは初雪を待つ季節。北海道が懐か しくなりませんか。 網走市の丘陵にある、「感動の径」と名づけられた田園の道で撮った11月初旬の風景で…

終わりのもみじ

気持ちのなかで紅葉の季節の終わりを区切る行事として、わたしはこのところ毎年美幌霊園を訪れています。 今年は先月末でした。4本のモミジは例年どうり色はとてもあざやか。だけど赤の深まりがばらばらでした。去年 は一斉に紅に染まり、緑や黄色は目立たな…

海に舞うオジロワシ

健さん、パソコン買い換えたのですね。わたしもそろそろと思っているけれど、データ移したりいろいろ面倒そ うで、なかなか思い切れません。 オホーツク地方に来るオジロワシは、知床羅臼や根室方面ほど多くはないようです。数が少ないから出会う確 率も低く…

落葉の経

落葉が始まったころの魚無川遊歩道。舗装されていないところを選んで歩くと、足を踏み出すたびにカサコソ鳴 ります。道路わきの林でときどき、絡み合う細枝が落ちる枯れ葉を受け止める音がします。目を上げて色づいた モミジを探し、落ち葉を聞きながら歩く…

晩秋のゴジュウカラ

先月末のせせらぎ公園で出あったゴジュウカラです。初めの4枚は落ち葉の道で遊んでいた鳥。最期の一枚 は、池に近い木立で戯れでいたカップルの片割れです。 アメリカでオバマ大統領の再選が決まりました。まずはほっとしています。金儲けの無制約な自由を主…

帰ってきた白鳥

今日も雨。予報欄に今週いっぱいはお日さまマークがありません。産直店に豆は?と聞いたら、この天気で乾 かないから、来月になるのではないか、と。露天に野積みして乾かし、それから脱穀、えり分けの手順を経て店 に並ぶわけです。先月末からだから、ほぼ…

今年も最後森のはなやぎ

ここ1週間は雨の日が多く、ほとんど青空が見られませんでした。その前の良く晴れた日に、魚無川沿いを歩い て撮った森の風景です。魚無川は南から流れ下って市街地で美幌川に合流しています。その手前、往復4キロ の両岸に、せせらぎ公園として遊歩道が整備…

赤いキンロバイと

キンロバイは高い山に自生しているとされていますが、これはせせらぎ公園の池近くにしつらえられた植え込 みです。夏には金露梅の名前のとおり黄色い花がびっしり付きますが、先月末に行ったときは赤い花がぽつぽ つ残っていました。秋に葉が赤くなる植物は…

黒い実赤い実

町のせせらぎ公園とその近辺で見かけた黒い実と赤い実です。黒いのはヤマブドウかエビヅルでしょうね。公 園のはずれにある林で見つけました。食べてみたかったけれど、垂れていたのは手の届かない高いところ。マユ ミの樹は、一周4キロの公園のなかで、たぶ…

秋色のせせらぎ公園

nme2ooo23zb3z37さん、ご訪問ありがとうございます。 10月末のせせらぎ公園です。今年はこの色になるのが平年より2週間ほど遅れたような。 ゲームが世界を変える?③ ロールプレイングゲームまたはコンピュータRPG作品は主に、ファンタジーの世界で、プレ…

秋の朝焼け

馬明さん、お名前に覚えがあります。以前にもご訪問いただいたような。あなたは都会人だからマンホールな どに、わたしは田舎者だから野山や動植物に目が行くのでしょうね。 厚い雲さえかかっていなければ朝焼けはできますが、陽の出前のわずかな時間なので…

峠下の渓流

山奥を流れる渓流の風景が好きで、見かけると撮りたくなります。これは美幌川の上流、美幌峠に近い森のな かです。陽が低い季節なので、川面は暗く写ります。アップしたのは精いっぱい修正した絵です。肉眼ではこれ よりもっと明るく見えます。 写真の像が現…