2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧

クロガモのいた海

タムラ、草取りをしない自然農法というのがあるそうですね。やってみたいけれど、 すぐ1メートルを超す草や木が生えて来て、藪になりそうです。それに、あちこち穴 を掘って埋めた草や収穫後の残骸が、土を豊かにしている気もするし。 そらさん、林の奥に人…

水辺の森にコブシの孤木

4月26日 網走湖呼人半島 網走湖呼人半島の東側、崖下に荒れた森があります。その縁を探鳥遊歩道が 通っていますが、近年はあまり手が入れられず、長靴で水と泥に備えなくては深く 入ることができません。まして遊歩道を逸れて森に踏み込む人は、ほとんど…

湯沸の浜と灯台

サイタマンさん、雑草!それが春から夏の悩みです。雪が融けた庭にまず穴を掘 ります。人ひとり埋められそうな大きさです。そこへ抜いた草を入れます。いっぱい になると埋めて、別なところに。秋までに五回ほど繰り返します。 4月22日 霧多布の湯沸岬 崖…

美富のエゾエンゴサク

4月26日 美幌町美富の林 エゾエンゴサクは、道内の太平洋岸から礼文・利尻まで、日本海側からオホーツ ク海沿岸まで、いたるところで浅い春を感じさせる草花です。先行するのはフキノト ウとフクジュソウくらい。フキノトウは雪の白に飽きた目に黄緑が新…

根釧台地の遅い春

そらさん、野生動物は身を護り食べて繁殖することに専念しているように見えま す。リスのような哺乳動物なら、それらの行動に伴う快不快は感じているでしょう ね。あと、好奇心の強い動物もいるような。 釧路川東岸から根室海峡の西岸に至る、標高100~2…

霧多布岬展望台

4月22日 浜中町霧多布の岬 浜中町の役場や中心市街は、湿原の広がる陸側と一つの大きな橋(霧多布大 橋)で結ばれた島状の地域にあります。市街地の先は崖上の草原です。そこで灯 台のある湯沸(とうふつ)岬の手前を左折すると、展望台に至ります。駐車場か…

牧場地帯の雪解け

4月22日 別海町 国道243号沿い 国道243は美幌・弟子屈・標茶・別海を通り、根室に至ります。そのうち標茶・別 海部分にはパイロット国道という呼び名があります。この辺りは土壌・気候が農耕 に適さないので、酪農振興のためのパイロットファーム(…

北太平洋の荒い波

4月22日 浜中町の海岸 ようやく凍結のなくなった道を、330キロの遠出です。これだけ走ったのは半年 ぶりでしょうか。浜中は釧路と根室の間にある海辺の街です。太平洋に接する海 岸線は長く、地図でざっと見ると40キロは超えていそうです。複雑な凹…

エゾリス再び

4月17日 せせらぎ公園池近く 飼育や餌付けされていない野生動物との遭遇は、たいてい予想外です。以前 はずいぶん近くから撮れていたキタキツネにはしばらく接近できていないし、あ る年の雪融け期に美幌峠や屈斜路湖畔の道によく姿を現したエゾシカも今…

小さく咲いたキバナノアマナ

4月9日 能取岬 岬の駐車場手前で車を停め、牧場と反対側の草藪に踏み込み、崖の縁まで歩 きました。道はなく踏み跡を辿ります。下を向いて慎重に進むと、明るい黄色が目 に飛び込んできます。特徴的な白っぽい緑の長い葉。キバナノアマナです。 直径2セン…

引き潮

4月9日 能取岬 能取岬でよく見るのは、海面から顔を出した岩にカモメが止まっている風景で す。だから浅い海に囲まれていることはわかっていました。でもこんなに大きく露出 した海底は、見た記憶がありません。ほぼ平らな岩盤のようです。わたしが知らな …

林のフクジュソウ

サイタマンさん、水滴って面白い素材になりそうです。夏の強い陽射しの下で、 カボチャの大きい葉に水を載せて、偏光フィルターで撮ってみましょうか。 4月17日 美幌町美富の林 林間のフクジュソウは海岸草原のフクジュソウとちがう風情です。エゾエンゴ…

幼い葉に水滴

4月17日 美幌町美富の林 能取岬に咲くエゾエンゴサクを見てから1週間以上経ち、そろそろ美幌でもと 思い、雨の合間に魚無川の崖上、美富の林間にある群生地に行ってみました。 花は小さいのが二房、あとは芽生えて間もない葉です。小さな葉が今にも零れ…

氷上のハクセキレイ

4月2日 屈斜路湖和琴半島 湖上にも岸辺にもまだ残氷や残雪がありました。その上を2,3羽のハクセキレイ が、しきりに歩き回ったり、飛び回ったりしています。春から夏にかけてよく出会う 鳥ですが、残雪期の和琴半島でわたしが見たのは初めてです。今は関…

海は緑

タムラ、岬のエゾエンゴサクは去年より半月ほど早く咲きました。魚無川沿いで も、かなり早いかもしれません。天気が良かったら今日あたり行ってみるつもりで したが、ここ2,3日は雪またはみぞれ交じりの雨のようです。 4月9日 能取岬 岬から見渡すと、…

岬のエゾエンゴサク

4月9日 能取岬 林床では20センチほどの高さになることもありますが、能取岬では10センチに も満たず、地を這うように咲いています。色も地味です。今後色鮮やかでもっと密 な群れを撮ることもあると思うけれど、この辺りではここが一番早いので、とり…

女満別湖畔の春

4月9日女満別湖畔奥のキャンプ場付近で 周囲長39キロほどの網走湖は、女満別・嘉多山・大曲・呼人などの地域に囲ま れています。南岸の女満別と東岸の呼人は温泉旅館や湖漁の基地があり、冬の ワカサギ釣り・春の水芭蕉などで人々に親しまれています。 …

海とフクジュソウ

4月9日 能取岬 崖際は海から強い風が吹き付けるので、フクジュソウが咲くのは岬一帯では最 後です。この時季だけ、海とフクジュソウを一枚の写真に収めることができます。 都会に住んでいると、鉢植えのイメージかももしれません。こちらでは草原でも森 で…

北国の春

4月9日撮影 官制好景気に浮かれたり、重苦しい閉塞感に沈んだり、「戦争のできる国」に向 かって言葉を縛ったりする人の営みとは無関係に、季節は粛々と進んでいます。 だけど北国の春は、報道の頻繁な首都圏の春とは違います。日本列島の各地 に、それぞ…

霞が残る屈斜路湖

タムラ、確かに、木々の間を走る白鳥の姿は珍しいかも。雪解けの田畑で落穂 を探す群れは時々見るけどね。 通った時刻が10時近かったから、屈斜路湖の霞は名残だけになっていました。 早朝は雲海に覆われていたのでしょう。春から夏にかけての晴れた日、陽…

餌をねだる白鳥

湖に近い民家の軒下で、二羽の白鳥が待ち構えています。窓が開いて、その家 の住人と思われる人が、名前を呼んで何か話しかけます。すぐに窓は閉まったの ですが、その人の姿に気づいた湖畔の白鳥が次々に、大慌てで駆けつけました。 やがて大勢集まり、つい…

白い斜面

サイタマンさん、確かに尾の毛が逆立っていますね。やはり警戒しているのでしょ う。 猫と言えば、庭の雪が融けた部分に一列だけ畝を作ってリーフレタスの種を蒔い たら、さっそく猫に掘り返されました。見つけると石を投げて追い払うけれど、四六 時中見張…

凍湖解氷

今月2日、屈斜路湖南部は、温水の湧く岸辺から沖へ向かって解氷が始まって いました。能取湖や濤沸湖などの海跡湖は、先月半ばから水面が開きはじめてい ます。屈斜路湖は硫黄山、藻琴山、摩周岳、阿寒三山などに囲まれ、海から離れ た巨大カルデラの一画で…

見つめるエゾリス

3月のせせらぎ公園で遭ったエゾリスのシリーズは、今日が最終回です。カメラ を構えたわたしを見つめるシーンを集めました。横目でこちらを窺っているとき は、目の形がきっちり写っています。白目がほとんどない丸く黒い瞳です。正面か らら捉えたときは三…

田園早春

サイタマンさん、子どものころ何かで髭面の山賊の絵を見た記憶がわたしの脳裏 に潜在していて、シジュウカラの顔が無意識の中でそれに結び付くのかもね。 四月に入り、美幌の田園地帯は早春の気配です。本州では春たけなわだった り、葉桜の季節が始まったり…

山賊顔のシジュウカラ

タムラ、偏光フィルターで覗かなければ、色彩に気づかなかったと思うよ。 先月から野鳥の季節が始まりました。町で一番目立つのがカラ類。スズメより頻 繁に目にします。大きさは同じくらいだけれど、羽の色や体型はシジュウカラのほ うが見栄えがします。だ…

丸い氷とその色彩

どうしてこんな形になるのかわかりませんが、解氷が始まった屈斜路湖和琴半 島の岸近い湖面には、丸い氷ができています。それを偏光フィルターを付けたレ ンズでフィルターを回しながら覗くと、いろんな色が見えることがあります。実際に 覗いているときのほ…

美幌峠はまだ雪景色

サイタマンさん、夏の甲子園では駒大苫小牧の2連覇がありましたが、春の北海 道勢は準優勝どころか、2回戦突破も長い間なかったみたいです。 犬も歩けば棒に当たると言いますが、カメラを持って歩いているとたまたま素材に 恵まれることがあります。次に同…

樹上のエゾリス

近所の公園では松の木に巣を作っているらしく、葉陰に逃げ込まれると姿を見 失います。せせらぎ公園ではこの日、落葉した木に登っていたり、わりあい低い 位置でキョロキョロしていたりするリスにも出会いました。 エゾリスは冬眠せず、2月末から7月が繁殖…

走るエゾリス

掌に載るほどのシマリスとちがって、エゾリスは体が25センチ前後、尾が18セ ンチ前後なので、近くで見るとかなり大きく感じられます。雪原を縦横に跳ね回る 姿を集めました。 札幌の高校・東海大四高が甲子園で決勝に進出しました。おそらく誰も予想して…