2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧

浅海に浮かぶ緑

7月9日 野付半島 浅海に細かい砂洲をたくさん突き出して湾曲して伸びる野付半島の形は、エビの 尻尾に譬えられます。海面よりわずかに高いだけのそれぞれの砂洲に、夏は緑の 草木が茂ります。 半島の背骨のような道路を走る車から野付湾側の浅い海を見てい…

落石の灯台と海と草原

そらさん、たしかに根室から厚岸にかけての北太平洋岸の草原風景は、網走や 斜里の原生花園とはちがう開放感があります。草の背丈が低いこともあるけれど、 とにかく広いから。 タムラ、タワーのてっぺんにあるのは電波施設? 受付の女性がひまそうだった …

草原にシカの群れ

7月8日 落石岬 車止めから木道の方へ少し歩くと、森の手前の草原で何やら動くものが。遠目に は放牧された牛のようにも見えましたが、近づくとエゾジカです。分散しています。 合わせると10頭ほどでしょうか。メスと子どもの群れです。角のあるオスは繁…

オーロラタワーからの風景

7月8日 納沙布岬 展望室までの高さが96m。高層ビルが林立する大都会なら大した高さではない でしょう。でも、納沙布岬は灯台の背が低く、散在する住宅などはせいぜい二階建 てなので、孤立するオーロラタワーの高さに目を惹きつけられます。 サルと馬鹿…

チャシ跡へ続く草原

サイタマンさん、そちらはわたしだったらクーラーつけっぱなしで閉じこもるよう な暑さなのでしょうね。美幌も今年はじっとりとして少し動くと汗をかく日が増えて います。それでも午後3時を過ぎれば過ごしやすくなります。 タムラ、こんどに行ったら、滝そ…

サクラマスの滝のぼり

7月9日 清里町さくらの滝 野付半島からの帰路、思いついてお昼近くにさくらの滝に立ち寄りました。去年 も行っていますが、そのときよりは多く魚影をキャッチしています。それでも、30分 ほど佇んで30回以上シャッターを切り、鱒が入っていたのは7枚…

咲き広がるゼンテイカ

7月9日 野付半島 本州ではニッコウキスゲという呼び名のほうが通りがいいと思います。ゼンテイ カがより包括的な呼称だと知ったのは、こちらに移り住んでからです。ただ本州と 北海道のゼンテイカに違いを感じる人もいるのか、こちらの種をエゾゼンテイカ…

サロマ湖畔の目立たない花

7月5日 キムアネップ埼 6月後半から7月の初めにかけて、海岸や湖岸の草原はハマナス、アヤメ、キス ゲ類やスカシユリなど、大きくて目立つ花でにぎやかです。だけどその蔭で、ほと んど人目を惹くことなくひっそりと咲く花もあります。 この日キムアネッ…

野付半島夏盛り

7月9日 野付半島 一般車が入れるのは20キロほど奥までで、半島の総延長は28キロです。もち ろんもっと大きな半島はいくらでもあります。でも、丘一つなく全体が海よりわずか に高いだけ、ほとんどの場所で南に野付湾、北に根室海峡の両海面が見えるほ…

走古丹原生花園

そらさん、6月初頭に来ればサカイツツジを見られると思いますよ。このころか ら北海道東部のベストシーズンが始まります。 7月9日 走古丹 落石の民宿に泊まった翌朝、往路の国道243と別れ野付国道と呼ばれる244 に入りました。始まってしばらくは風…

落石湿原

そらさん、体調が早く戻るといいですね。写真はブログから印刷することもできま すが、画素数を縮小していますので、元のままのをメールで送ります。 ヒバリは頭の羽毛が逆立ったようになっていることが多く、飛翔はスマートなのに 姿は無骨です。春の揚げヒ…

得意そうなヒバリ

7月5日 キムアネップ埼 たくさんいた。背の低い草叢である。サロマ湖の砂浜に近いあたりから、三羽、 四羽と次々空へ。春に巣立った若鳥だろうか、戯れるようにもつれたり飛び交った りしている。カメラを向けても速すぎて撮れない。 近くで一羽が葉陰から…

群れ咲くエゾカワラナデシコ

さん、東海道の浜松は名が知れていますよね。根室の浜松は小さな漁港 を囲む集落です。 そらさん、夏の田園風景は7月6日にアップしています。 『北の国から』をずいぶんよく覚えていますね。わたしはどの場面に落石や浜松が出 てきたか、まったく記憶にあ…

浜松海岸と落石岬

7月8日 根室半島浜松・落石 根室市街から道道142号線で15キロほど南下すると、北太平洋に面した浜松 海岸駐車場が現れます。最初の2枚はここから見える、浜松漁港の南・窓岩に至 る海岸線です。このあたりはドラマ『北の国から』や『弟』のロケ地に…

馬鈴薯の花咲く

7月5日 佐呂間町郊外 7月は馬鈴薯の花の季節です。芋はジャガイモでいいけれど、花は馬鈴薯と言 いたいな。薯は芋、馬の鈴って花の形?5日はまだ葉の緑に負けています。次第 に、にぎやかに咲きそろいました。色も白だけでなく紫や赤なども目につきます…

海鵜飛ぶ

7月8日 納沙布岬 納沙布岬の灯台裏に野鳥観測に使う小屋があります。その前に立って北太平 洋を眺めていると、海鵜がしきりに飛びます。産卵期なので、雛に与える餌を獲っ て運ぼうと、気がせくのでしょうか。各地で増えて迷惑がられている川鵜より数は 少…

キムアネップ埼のハマナス

7月5日 キムアネップ埼 昨日の美幌は今年になってから最高の暑さでした。これまでも昼は30度を超す 日はありましたが、夕方からは気温が下がってさわやか。ところが昨夜は、夜が 更けても気温が高いままです。クーラーが故障していて扇風機の風はぬるく…

島影と境界

7月8日 根室納沙布岬 よく晴れて空気が澄み、ロシアが実効支配する島々を幾つか撮ることができまし た。一枚目に淡く映る山影は国後島の爺爺岳(ちゃちゃだけ=1822m)。国後島 が一番大きく見える場所は羅臼ですが、向き合うのが島の南西部なので、北…

納沙布岬

7月8日 根室半島納沙布岬 歯舞諸島や択捉などの島々を除けば、日本で一番東に位置する納沙布岬。北 岸は根室海峡(根室湾)に面しています。オホーツク海はこの水域まで続くとされて いることもありますが、わたしは知床半島で終わると言いたい気持です。海…

北方原生花園

7月9日 根室市豊里 ノツカマフチャシ跡から道道35に戻って納沙布岬方向に少し行き、北方原生花 園に立ち寄りました。看板が括り付けられている柵は、放牧されているポニーを逃 がさないためのものです。入口は二重になっていて、入場者が自分で錠を上げ…

ノツカマフチャシ跡

7月8日 根室市 ノツカマフチャシ跡は根室海峡に面した崖上にありました。牧の内地区の道道 35号線沿いに小さな駐車場があり、そこから気持ちのいい草原の道をしばらく歩 いて到着しました。 チャシについてはウイキペディアから引用します。 「チャシの…

根室半島付け根の水辺

7月8日 根室半島春国岱・温根沼 片方の縁がちょっと歪んだ浴槽の断面みたいな形が根室海峡。その南の縁に あたる根室半島はどこから始まるか。浴槽のたとえで言えば、海水をせき止める のだから、風連湖が終わって海が始まる部分ですよね。湖と海を区切る…

霞むサロマ湖

天気は西から東に移ると言われています。でも気象は複雑系。単純にはいきま せん。この日美幌は陽が射していました。サロマ湖はかなり西に位置します。だけ ど車がサロマ湖に近づくにつれ、暗い雲が垂れ込めてきます。目的地のサロマ湖 畔・キムアネップ埼の…

湖岸草原のエゾスカシユリ

7月5日 キムアネップ埼 先月山路のエゾスカシユリをアップしました。花期が長いので、これからもしばら くは咲き続けるでしょう。今回は湖岸。サロマ湖を左右に分けるように突き出したキ ムアネップ埼の草原です。海岸草原(原生花園)には、ゼンテイカ(エゾ…

夏の田園風景

そらさん、こちらにはストレスを吸い取ってくれる森や水辺がたくさんあります。鬱 が溜まったらおいでください。 7月5日 佐呂間町および北見市端野の郊外 日本の食糧自給率は40%未満(カロリーベース)だけれど、北海道は200%に 近くなっています。夏…

緑に埋もれるミツガシワ

サイタマンさん、37度だとけっこうつらいけれど、風邪をひいてもたいていそこま で上がりません。急に高熱が出て下がるとさっと回復というのではなく、だらだら不 快感が続きます。これも歳とってからの新体験です。 5月24日・6月17日 釧路湿原温根…

這い上がる雲

6月17日 小清水高原 普段は下から眺めているので、たまに上から見下ろす雲はおもしろいですね。 巡航高度の旅客機からだと下界のすべてが雲。しばらく見てると飽きます。この日 小清水高原では、中央部は森も湖もすべて隠くされていましたが、辺縁部では…

浮き立つ色のカキツバタ

サイタマンさん、それが間違いじゃないんですよ。15年ほど前でしょうか、平熱が 35度であることに気づいて、自分でもびっくりしたことがあります。それ以前は人並 みに36度台でした。 6月17日 釧路湿原温根内木道 ヒオウギアヤメと比べると、花弁の…

小さな肉食植物

7月17日 釧路湿原恩根内木道 同じ仲間にはずいぶん大きなものもあるようですが、ここではそのつもりで覗き こまないと見つけにくい大きさです。湿原にはミニ植物が多いですよね。モウセン ゴケと名はコケだけれど、れっきとした種子植物です。だけど、丸…

サロマ湖栄浦

7月7日 ワッカ原生花園 ワッカ原生花園から見えるサロマ湖西部、栄浦の湖面です。この日は早朝わず かに覗いていた青空がやがて広がり、初夏らしいさわやかな陽気になりました。 だけど今年の6月は中旬を除いて晴れの日が少なく、特に下旬は、今にも降り…