2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

エゾスカシユリ

6月19日 小清水原生花園 花びらの下部に隙間があって透けているからスカシユリ、分かりやすい命名で す。黄色いエゾキスゲやゼンテイカ(エゾカンゾウ)より赤みが濃く、橙色です。ユリ 科ユリ属に属し、アイヌは鱗茎を食料にしていたそうです。道東、道北…

湖畔のドサンコ

6月19日 濤沸湖畔 馬といっても競馬場で見るスマートなサラブレッドとはちがいます。ドサンコとは 北海道産のずんぐり・がっしりした馬のことです。北海道和種とも呼ばれます。輓 馬として北海道開拓に貢献した種です。ここに放牧されているのは湖畔のヒ…

オホーツク海波静か

6月19日 能取岬・その周辺・小清水原生花園 知床の山々は霞んでいますが、陽射しがあって波静かな日でした。あれから雨 と曇りがずっと続いているような気がします。肌寒く暖房をつける日もあります。 緑濃く花々の賑わう季節のはずですが、なかなか遠出…

岬のセンダイハギ

6月19日 能取岬 ワッカ原生花園ほど群生はしていませんが、エゾキスゲとともに崖縁を点々と 黄金色に飾っています。海と緑の草本を背景にしているのでよく目立ちます。同 じような海岸草原でも、ワッカ、能取岬、小清水など少し場所が違うだけでそれぞ れ…

夏の尾白鷲

6月19日 能取岬 花を撮っていた時、近くにいた観光客が何事か叫びました。つられて海を見ると 一羽の尾白鷲が海を渡っています。慌てて望遠レンズのカメラに持ち替えてシャッ ターを押したのですが、撮れていたのはわずかに4枚。 大鷲はすべて冬に渡って…

白と薄紅の踊子草

そらさん、青空は順光か逆光かで色が違って写ります。順光だといい色になるの ですが。 6月19日 能取岬 能取岬には純白とごく薄い紅色の二種の踊子草があります。白は広い範囲に繁 殖していますが、薄紅色はわたしの気づいた範囲では一か所だけです。もっ…

緑深い木漏れ陽の森

タムラ、他にも、ケイタドリとオオイタドリの交雑種、エゾイタドリもよく見られるのだ そうです。 6月19日 能取半島 悪天候が多く、しばらく郊外に出なかったのですが、その間に木々の緑が深くな っていました。二見ケ岡や能取湖畔の道はさながら緑のトン…

エゾキスゲの季節

タムラ、イタドリの分布は北海道西部までなので、能取岬のはオオイタドリかと思 われます。 6月19日 能取岬 エゾキスゲ、ゼンテイカ、エゾスカシユリは、夏の海岸草原をはなやかに彩る代 表的な黄花です。そのうちこの日能取岬ではエゾキスゲだけが見られ…

岬の海 初夏

6月19日 能取岬 12月から4月までは岬には雪があり、1月末から3月までは海氷が見られるの が能取岬です。6月中旬は緑萌え花咲き小鳥が呼び交わす季節。この日風は 穏やか、知床の山々は霞に隠れていたけれど、空には青空が広がっていました。 美岬牧…

似てはいるけれど

そらさん、白いものはシロライラックという呼び名があるようです。他の色は淡紫、 青紫、紫、淡紅、紅紫です。 6月19日 能取岬 いま岬の崖には、柱頭に花軸のない小さな白い花が平らに集まった形の花が たくさん咲いています。わたしはこの種の花の見分け…

初夏の田園

6月19日 大空町女満別住吉・網走市嘉多山 ようやく夏らしい陽射しが戻りました。能取岬と小清水原生花園に行く途中の田 園風景です。溢れる緑を背景に色とりどりの建物群が目立ちます。女満別の緑は 稲で、嘉多山のは麦でしょう。何も植えてない茶色い畑…

たくましいビオラ

6月13日 ウチの庭 もともとは園芸種ですが、ウチの家周りや庭では野生化しています。野山に自生 するスミレは花が小さく、花期も短いけれどビオラは、パンジーほどではないけれ ど、わりあい花が大きく、その分野山のスミレに似た可憐さが残っています。…

やっと雲に切れ間が

6月17日 ウチの窓から ずいぶん久しぶりに雲間から覗く青空を見た気がします。写真は日が昇って少 したった早朝です。しだいに雲が消え晴れた空が広がりました。これで本格的な夏 になるのかと思ったら、明日・明後日の予報は全日曇りです。ようやく水曜…

香りスズラン

6月13日 ウチの庭 繁殖力の強い植物です。カエデの木のある築山を占領し、さらに広がろうとして いたので、はみ出し者をせっせと抜いて、なんとか築山の裏側に封じ込めていま す。花は旺盛に繁る葉の蔭に咲くのであまり目につきません。だけど爽やかな香…

夏の初めのライラック

サイタマンさん、エゾ梅雨という言葉があります。本州の梅雨とちがって蒸し暑く はなく、残雪こそないけれど4月のような冷たい雨が降ります。 6月13日 隣家の庭 本州などでは春の花ですが、この辺りでは暦の上で夏になってから盛りになりま す。英語では…

フランス菊雨に伏す

6月13日 ウチの庭 もともとは園芸種が野生化したのかと思っていましたが、れっきとした野草だそ うです。どうりで繁殖力旺盛です。耕したところへもどんどん広がるので、他の雑 草と一緒に駆除に努めています。それでも残った一画で今年もきれいに咲きま…

エゾノコリンゴ

6月3日 釧路湿原ビジターセンター脇 美幌ではすでに咲き終わった花です。やはり釧路湿原は北網地方より春が遅い ようです。湿地を貫く木道の入り口にあるビジターセンター脇にある林の端に白い 花群れが目立っていました。 このところ寒い日々が続いていま…

ハナタネツケバナ

6月3日 釧路湿原温根内 タネツケバナはありふれた田んぼの雑草で、日本全国に分布するとか。写真で 見るといかにも雑草然としていて、特に撮りたいとも思いません。この花が咲いた ら種籾を水に漬けて苗代に蒔く準備をする季節だ、というのが名前の由来だ…

ヒメカイウ

6月3日 釧路湿原温根内 水芭蕉のミニチュアのようなヒメカイウ。たくさんあるのでいつでも撮れると思っ て歩いていたら、そのうち他の花に気をとられ、整理してみたら結局三枚だけでし た。漢字にすると姫海芋。小さいという意味のヒメ、芋のような根茎で…

湿原のイソツツジ

6月3日 釧路湿原温根内 少し時季が早すぎたようです。三枚目のような蕾の方が多く、咲いた花はちらほ らというところでした。まあ、川湯のツツジが原に比べれば、いかにも「荒野に咲い たけなげなツツジ」がここの持ち味なのですが。

ミツガシワ

6月3日 釧路湿原温根内 気品のある花です。わたし以外にもこの花のファンはいるようで、木道に立った り屈み込んだり身を乗り出したりして、一株だけを執拗に撮り続けている人を見 かけました。 湿原は少しずつ遷り変わります。かつてミツガシワの花が一帯…

コツマトリソウ

6月3日 釧路湿原温根内 湿原に生える小さな花です。慎ましやかにひっそりと咲いています。少し時季が 早かったかな。二つしか見つけられませんでした。これからだんだん数が増えてい くでしょう。 今朝は暖房をつけています。一昨日までは扇風機が大活躍で…

猿猴草

6月3日 釧路湿原温根内 もう終わっているかと思っていましたが、まだ咲いていました。雪融け後の湿原を 鮮やかな黄色で賑やかに飾り立てる花です。エンコウソウという名前の由来が気 になります。猿猴というのはテナガザルのことで、長く匍匐する花茎をそ…

コンロンソウ

6月3日 釧路湿原温根内 探勝路のなかでも丘の裾に当たる軌道敷跡の丘側に咲いていました。奥に入る ほど株の数も大きさも増してきます。もともと山林の湿り気の多い場所を好む花で す。かつてオホークツの森の探勝路で、大量に咲いているのを見たことを思…

まだらな湿原

6月3日 釧路湿原温根内 前回(4月12日)よりは緑が増えていますが、灰茶色も多く、湿原はまだら模様 です。ヤチボウズにはふさふさの若葉が伸び、もう坊主ではありません(羨まし い ! )。それでも、芦だか茅だかわかりませんが、灰色で背の高い枯れ茎が残…

ほんとに「オオバナ」

6月3日 釧路湿原温根内 昨日アップした、ところ遺跡の森で撮ったオオバナノエンレイソウは、大花と言う には小さすぎました。今日のは駐車場から温根内の釧路湿原探勝路に続く階段 の両脇に咲いていた同じ花です。これはけっこう大きくて、これなら「オオ…

群れるオオバナノエンレイソウ

5月23日 ところ遺跡の森 遺跡の森では大きな群落ができています。今の時季、あちこちで見る花だけれ ど、これほどの群落は多くはありません。 ところで、葉が大きいからでしょうか、花は「おおばな」と呼ぶには地て小さく感じ られます。紫の花をつけるエ…

エゾネコノメソウ

5月23日 ところ遺跡の森 遺跡の森で一か所だけ大きな群落を作っています。花としては何だか変わった 感じがするのは、花びらがなく黄色い萼がその代りをしているかにかな。呼人探 鳥遊歩道でも見かけますが、ごく小さな群れです。種がちがうような。ネコ…

若緑の森

5月23日 ところ遺跡の森 今朝は二度寝をしてしまいこんな時間になってしまいました。薬の副作用による 眠気はますます強くなるようで、夜10時間昼2時間があたりまえになってしまいま した。 遺跡の森は若葉の季節。紅葉もいいけど、この季節の森はまた…

黄花二種

5月23日 ワッカ原生花園 二枚目はエゾツルキンバイ、一、三、四枚目はツルキジムシロだと思います。五 から七枚目はどちらなのかよくわかりません。葉はちがいますが花はよく似ていま す。ワッカ原生花園では生えている場所もほとんど同じなので、そのつ…