2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

春一番の花

今年もわたしが春一番に見た花はキタミフクジュソウでした。場所は能取岬。日 付は3月20.日。去年は4月5日だったので、半月ほど早いことになります。ほとん ど蕾でまだ開ききっていないのは、朝だったせいかもしれません。春先の、明るさ が足りなかっ…

魚無川のアカゲラ

そらさん、もう桜が咲きましたか。わたしがいた頃は、4月に入ってからだったよう な気がします。 幹にきれいな丸い穴が開いています。近くで何羽か、飛び回るアカゲラを見かけ ました。その中のどれか一羽が製作者でしょう。正確にはエゾアカゲラ(たぶん)…

始まりの春

町のせせらぎ公園で始まりの春を感じさせるのは、開く川面、岸の柳に膨らむ花 芽、そしていち早く露出した地面に顔を覗かせるフキノトウです。住宅街の細い通 りではかなり雪が残っているけれど、家々の玄関先や主な道路は乾いています。 零下になる日もその…

能取湖解氷

1週間ほど前の能取湖です。今年は春の進行が北国らしくない速さなので、今日 あたりはほとんどの湖面でさざ波が立っているかもしれません。海に近い方から融 けていきます。写真は奥(陸側)から順に並べました。 海氷速報のチャートによると、流氷はサハリン…

能取岬三月後半

三月中旬以降の能取岬です。海風が吹き付ける崖近い藪は、いち早く雪が消え ます。流氷が去った海にシノリガモが浮いていました。 最初の2枚を撮った日、映画のロケ隊が来ていました。ずいぶん大がかりなもの なのですね。バスやらトラックやらたくさんの車…

浮氷の湖に海アイサ

今月中旬、濤沸湖の糊口は早くも凍結が解け、浮氷が浮かんでいました。常連 の白鳥、カモメの他、ウミアイサの姿が。よく目立つ逆立った冠羽はオスの特徴で す。日本では冬鳥だそうです。魚が主食だから、潜水ができるようになった暖かい 解氷湖がうれしいの…

名残の海氷

今年網走の流氷初日は1月12日、去年より2週間以上早かったけれど、シーズ ンの終わりも早くなりました。3月はじめの吹雪の後は能取岬から流氷が見えなく なり、再び沿岸にも戻ることはなかったようです。それでも岬の凹部には、20日ご ろにも沿岸氷が…

派手な尾はキレンジャク

タムラ、街の雪は汚れていたけれど、せせらぎ公園の雪は真っ白でした。もっとも 今朝はウチの周りも化粧直ししています。 ノルディックウオーキングというのかな、雪とは関係なく両手に杖を持って散歩する 人が増えています。 この前アップした鳥、アトリか…

せせらぎ公園春いまだ

そらさん、アトリはかつて焼き鳥の材料としてしきりに捕獲されていたけれど、カス ミ網が禁止されてから獲られなくなったとか。 先週のせせらぎ公園です。陽射しは明るいのですが、今年は雪が多かったので 風景に春いまだしの感があります。本州ではもう盛り…

アトリかな

オホーツク海に近い森の道を車で走っていました。木々の下はまだ深い雪が残 っているけれど、道路はすっかり乾き、路肩に枯れた雑草が現れています。突然 そのあたりからたくさんの小鳥が舞い立ち、森なかへ散っていきます。進むにつれ、 それが何度も繰り返…

岸辺の氷花

タムラ、白い湖面にわずかに現れている氷の青は、空や海の豊かな青とは別な味 わいがあるよね。 空気中の水蒸気が昇華し、ウサギの尻尾のように丸く集まった結晶は、フロスト フラワー(霜の花)という名前です。わたしも女満別湖畔や阿寒湖のボッケに近い 岸…

湖氷の破片

タムラ、エゾリスを見ることは多いけど、近くからじっくり撮れることは少ないから ね。 平年なら4月の風景ですが、今年は2月末の屈斜路湖で、温水域以外でも水面 が現れ、積み重なった板氷がここそこで小山になっていました。周期的に吹雪が来 ていたので…

エゾリス日和

30分ほどの間にこれだけたくさんのエゾリスを見たのは初めてです。10匹は超 えます。20匹に近かったかもしれません。場所は町のせせらぎ公園。市街地中央 の役場近くから西へ片側2キロほどさかのぼる、魚無川の両岸に設けられた遊歩 道を中心にした公園…

ヤマガラが来た

庭に撒いたヒマワリの種を目当てにやって来る常連はスズメとシジュウカラです が、たまに珍客が訪れます。シジュウカラを撮っていたら、首の後ろや胸・腹が茶 色い鳥が混じっています。ヤマガラでした。 道南部では多いのだそうです。東部では、特に美幌のよ…

鶴の舞(デュエット)

そらさん、道の駅・丹頂の里だと国際ツルセンターの餌場ですね。わたしの一連の 写真もここで撮りました。 パートナーをちゃんと繋ぎとめるには、自分の気持を相手に分かるように表現し なければ。アピールして応じてもらえた喜びで、更にパフォーマンスに熱…

鶴の舞(ソロ)

丹頂は留鳥なので、餌場に集まる冬以外にも、水辺や畑などで会うことがありま す。だけどそのとき、上の写真のような、羽を広げ、脚を曲げたり伸ばしたりして、 ジャンプする姿は見たことがありません。踊るのは冬から春の大集合する季節に 限られるのでしょ…

湖氷の隆起

そらさん、撮影は空港に近い釧路市丹頂自然公園だったのかな。ならば魚の給 餌はしていないと思うので、生中継で鷲の姿を捉えられたのは運がよかったので しょうね。 タムラ、森を歩いたこの日も零度を少し上回る気温でした。不規則な足跡をたど ってゆっく…

冬の森

半月ほど前の屈斜路湖畔の森です。裸木の間から陽が射し、葉の茂る季節に はない明るさです。冬の森歩きはスノーシューかスキーが必要なのだけれど、こ こは踏み跡があり、靴のまま歩けます。 姿は見ませんでしたが、足跡がたくさんあります。エゾシカ、キタ…

浮氷と海鳥

よく晴れた朝のことです。網走港の堤防に立って、ちょっと飛行機に似た形の浮 氷を眺めていたら、海鳥が一羽、その脇を悠々と泳いでいきました。遠いけれど、 黒い体と少し白っぽい嘴が認められます。たぶん鵜飼に使われるウミウです。北 海道でも海岸の断崖…

海の氷湖

湖という言葉には内陸にある淡水湖のイメージがあります。でも気象用語として の氷湖は、「氷で囲まれた直線的な形でないさまざまな海水面」のことだそう です(海氷情報センターの用語解説から)。上の写真は流氷と沿岸氷に挟まれてで きた氷湖です。朝なので…

鶴と鷲

阿寒国際ツルセンターでは2月末まで毎日、午後2時に給餌場に魚が撒かれま す。1,2枚目ではそれを鶴がゲットしています。魚は生きて跳ねていました。3枚目 からは、横取りしようとするオジロワシが、地上すれすれを飛び交っています。 空中に投げあげら…

砂湯の冬景色

屈斜路湖畔で観光客が最も多く集まるのは、夏の砂湯です。だけどわたしは冬 景色のほうが好きです。白鳥、湖氷、それに白い藻琴山がありますから。美幌か らは藻琴山の北西面が、屈斜路畔からはちょうど反対側の南東面が見えます。 冬の午前中は屈斜路湖側を…

岬の流氷

浜小清水の海がほぼ氷原になった2月7日に、能取岬を囲んでいた海氷です。 沿岸氷があまり沖まで伸びておらず、流氷帯との接触部はすぐ下に海水がある 薄氷のようです。そして流氷帯そのもにも厚みが感じられません。 今年は流氷初日も初接岸日も早かったけ…

夕映えの丘

そらさん、冬の摩周湖には夏とは一味ちがう趣を感じます。今年は雪で道路が閉 鎖されること多いので、この日はよく確かめて出かけました。平年でも積雪期にこ こに立つのはせいぜい一回。ラッキーなことに、展望台にいたわずかな時間に、タ イミングよく目の…

摩周湖とオオワシ

先月下旬の摩周湖です。今年は凍結しておらず、摩周岳など外輪山の影が、静 かな湖面にくっきりと。瑠璃色の湖水はダケカンバの白を引き立てます。外輪山の 向こうで、完璧な雪化粧をした西別岳の姿があざやかです。 ふと気づきけば、見下ろす湖の空を西から…

タンチョウ飛来

春から秋の野で丹頂は、単独または家族でエサを探して歩いています。大群も 飛ぶ姿も見たことがありません。 渡りをする鳥は大きな群れになって飛び立つようです。留鳥でも、繁殖期には群 れ集まることがあります。丹頂も群絶滅しかける前、人の給餌などなか…

群れる

冬は鶴居村や釧路市の給餌場に、たくさんの丹頂が群れ集まります。他の季節 は家族単位で広く散って、自力でくらしています。夏の自然生息地では、運よく会 えたとしても、1羽から2,3家族まで。大きな群れは冬だけです。 1952・3年には33羽までに…

峠の霧氷

2月半ばから昨日までで、最低気温が-15度をわずかに下回ったのが1回だ け。零下二桁も4回です。最も寒くなるこの時季としては異例なのではないでしょ うか。この間美幌川で、きれいな霧氷はほとんど目にしていません。だけど美幌峠 では朝9時を過ぎて…

湖畔のアカゲラ

昨年から今年にかけて、冬に出会うことが多いアカゲラにほとんど出会いません でした。毎年よく見る早朝のせせらぎ公園を、あまり歩くかなかったこともあります。 というわけで、今年の最初は、2月下旬に屈斜路湖畔の砂湯で撮った写真です。 野鳥の多いこと…

斜里岳五景

サイタマンさん、泡の色がおもしろいなんて、ちょっと気がつきませんよね。わたし も去年雪消え残る和琴半島で、カメラを手にした大勢の人が岸辺を覗き込んだり、 防水つなぎで水中に入ったりしているのに出会ったとき、教えてもらうまで何を撮っ ているのか…