2015-08-01から1ヶ月間の記事一覧

白樺の輝き

タムラ、寒さで大きくなれない分密生できるのでしょうか。 8月25日 摩周湖第一展望台 霧の晴れた第一展望台では、白樺の枝や幹が浮き立つように輝いていました。 建設資材などの実用にはならず、林業者や花粉症の人には嫌われる木です。で もこの美しさは…

ノリウツギの花2色

サイタマンさん、ほんとに霧は見慣れた風景をアートに変えてくれますね。前はよ く晴れた日の整った風景が好きでしたが、このごろ霧が流れていたり黒雲の隙間か ら筋状の光が漏れていたりする、天気の変わり目のわずかな時間だけ現れる光景 に興味をもつよう…

摩周湖の霧が晴れゆく

8月25日 摩周湖第一展望台 川湯寄りの第三展望台から霧の中を車をゆっくり南へ走らせ、10分足らずで第 一展望台に着きました。先客は車とバイクが一台ずつ。駐車料を徴収する係りは まだ来ていなくて、売店も閉まっています。どちらも8時からの営業に…

ヤマハハコ

8月25日 摩周湖第三・第一展望台 春の七草のハハコグサ(ゴギョウ)によく似ていて山に咲くからヤマハハコ。ともに キク科ですが、ハハコグサは春に黄色い花を咲かせるハハコグサ属の花で、ヤマ ハハコは夏の終わりから秋にかけて白い群生が目立つヤマハハ…

霧と風の摩周湖岸

8月25日 摩周湖第三展望台 川湯を経て摩周湖第三展望台に着いたのは7時ごろ。霧、というより雲の中にい るみたいで、屈斜路湖も摩周湖も湖面は完全に閉ざされています。それでも強風 が吹き抜けると、湖岸の斜面に咲く花々が現れます。ヤマハハコの白、…

夏緑の峠に霧

8月25日 美幌峠 美幌峠は南の弟子屈町と北の美幌町を分けています。よく知られているのは、 屈斜路―摩周カルデラの南側景観です。だけどわたしは、たおやかな曲線の広 がる北側も好きです。ただ無雪期には、変化に富む屈斜路湖とその外輪山に比 べれば単…

花の後のチングルマ

8月2日 旭岳姿見平 花が終わって実を付けたこの姿から、チングルマという名になったのだそうです。 子どものおもちゃである風車(かざぐるま=稚児車)に形が似ているというのはわか ります。だけどチゴが訛ってチンになったという説明はしっくりきません。…

エゾオグルマとカセンソウ

8月14日 能取湖畔 砂浜に咲いているのを撮った初めの2枚はエゾオグルマ、他の、少し陸側で草 叢に咲いていた花はカセンソウまたはオグルマでしょう。エゾオグルマは葉が大き く肉厚でよじれていて花弁の幅が広いので、一目で見分けられます。カセンソウ…

湖畔道路のキタキツネ

8月14日 道道網走公園線能取湖畔 網走市街から海岸沿いに二つ岩を経て能取岬に至り、能取湖畔を下って国道 238号線(オホーツク国道)に合流する道道は網走公園線と、その湖側は美岬ラ インとも呼ばれています。上のキタキツネの写真は岬からの帰路、湖…

草連玉

8月14日 能取岬 植物の名前は原則としてカタカナで表示しています。だけどクサレダマと書くと、 腐れ玉と思われてしまいます。わたしも初めはそう思いました。けっこうきれいな 花なのに「腐れ」は気の毒な気がして、漢字で。マメ科の低木レダマ(連玉)に…

岩と花

8月2日 旭岳姿見平 気象庁の解説だと、旭岳では過去3000年間大きなマグマ噴火は起きていない そうです。現在見られる噴煙は250年前からの水蒸気噴火によるもので、噴気孔 のある地獄谷は2、3000前の山体崩落で形成されたとしています。噴気孔…

イワブクロ

8月2日 旭岳姿見平 以前探勝路のあちこちでよく見かけましたが、今回気づいたのは、姿見の池脇 の高台手前にある礫地だけでした。早すぎたか遅すぎたかで、時季が合わなかっ たのかかもしれません。 形が似た花に里で咲くホタルブクロがあります。でもホタ…

アサリ採り

8月14日 能取湖 能取湖のアサリ採りは、春の解禁直後しばらく湖畔道路が駐車する車であふ れ、大型トラックやたまに来るバスが通行に難儀しますが、その後は週末に一つ 二つ人影を見る程度です。それがこの日は、ひさしぶりに大勢人が来ていました。 引き…

ヒメイソツツジ

8月2日 旭岳姿見平 探勝路脇ではもう終わりかけていました。花期は7月と書かれています。姿見 池からケーブル駅に向かい、急坂が終わったところで遠い斜面に咲いていたの も、ヒメイソツツジではないかと思います。形が分かるほど鮮明には撮れなかった の…

八月の能取岬

タムラ、雄蕊の花粉は黄色い花が多いような気がするけれど、シラタマノキは花 粉まで白いのかなー。 8月14日 能取岬 しばらく能取岬に行っていませんでした。崖際の草叢にはハマナスの実、エゾフ ウロ・キンミズヒキ・ヤマハハコなどの花が。場所は違いま…

シラタマノキに残る花

そらさん、明るい陽に輝く小麦とビートの、黄金色と緑色のコントラストはきれいで すよね。網走市嘉多山の風景です。女満別住吉の麦は灰色であまり冴えません。 8月2日 旭岳姿見平 シラタマノキの花を撮ったのは今回が初めてです。9月に第一展望台付近に…

終わりかけてる麦の秋

8月14日 網走市嘉多山・女満別住吉 麦秋は初夏の季語ですが、このあたりでは8月の風景です。昨日通った大空町 と網走市の田園地帯は、麦畑の多くが収穫後で麦稈ロールが転がっていたり、刈 り取りの最中だったり。黄金色や灰色の穂が見られる畑は少なく…

噴煙

8月2日 旭岳姿見平 川湯硫黄山、屈斜路湖和琴半島、雌阿寒岳山頂付近、阿寒湖湖畔ボッケなど、 摩周―弟子屈カルデラには今も噴煙の上がる場所がたくさんあります。大雪山も 過去100万年ほどの噴火活動で形成された火山群なので、噴気孔やカルデラ地 形…

マルバシモツケ

8月2日 旭岳姿見平 出逢うのは2度目なのに、めずらしくすぐに名前が思い浮かびました。1回目の 十勝岳・望岳台より、こちらの方が背丈が低いような。50センチを超えない高さ で、大きな群れになっている場所もありました。より小型の変種・エゾノマル…

姿見平の眺望

タムラ、第一展望台に近づいたあたりだったと思います。花の終わったチングル マが散在する下に、ミヤマリンドウが咲いていました。 8月2日 旭岳姿見平 姿見平は旭岳頂上へ続く斜面が遮る東方以外は眺望が開けています。ロープ ウエー駅から出て左回りに登…

チングルマの群落

8月2日 旭岳姿見平 高山植物といえばまず思い浮かぶのがチングルマです。姿見平では6月から8 月まで、エゾノツガザクラがピンクに、チングルマが白に草原を染めています。草 だと思っていましたが、バラ科の小低木なのだとか。花の後にできる実もなかな…

ミヤマリンドウ

そらさん、そちらも凌ぎやすくなりましたか。でもまだ残暑がぶり返したりするので しょうね。美幌は35度近くまで上がった5日を最後に、最高気温が20度を超えな かったり、超えても2,3度台になっています。朝方はカーデガンが必要です。これか らはぶ…

八月の残雪

8月2日 旭岳姿見平 8月なのに、2千メートル級の稜線近くだけではなく、1500~1600メートルの 高原でも窪地にはまだ残雪があります。9月には姿見平に初雪が降るでしょう。 年間で完全に無雪になる日はどれほどあることか。長く残る雪が、池や沢…

エゾノツガザクラ

8月2日 旭岳姿見平 壺型の花冠はヒメシャクナゲに似ています。どちらもわたしの大好きな花です。 確かではありませんが、少なくとも4枚目で右隅に写る二つは、アオノツガザク ラのようです。6月なら探勝路にも雪渓があり、肉眼で間近に確認できたと思い…

明けゆく空のまだら雲

7月31日 美幌川土手 30日は終日曇り空。次の朝、陽の出とともに雲の薄い部分から輝いて次第 に明るさを増してゆく東空の様子です。短時間で変化するまだら模様がおもし ろく、しばらく土手上に立って撮りました。この日はやがて30度を超える暑さに。 …

シ゜ムカデとエゾコザクラ

8月2日 旭岳姿見平 ジムカデは小さなムカデの総称ですが、高山植物にも同じ名前で呼ばれるツツ ジ科の小低木があります。この日は花の最盛期だったのでしょうか、たくさん咲い ていました。コケモモに似たかわいい花ですが、なにしろ小さい。匍匐して4、…

天上庭園

8月2日 旭岳姿見平 姿見平を周遊する自然探勝路は、全長1.7キロで、標高差100mほどを上り 下りします。標準的な所要時間は1時間。わたしは美幌から片道3時間半かけて 来ているので、さわやかな空気に身を晒して、歩いては止まり眺めては撮り、ゆ…

ミヤマアキノキリンソウ

8月2日 旭岳姿見平 雑草という植物はないと言われます。だけど、ウチの庭で作物を覆い尽くしそう な勢いで勝手にはびこる猛々しい草どもを、いちいち名前で呼んでやる気にはな りません。雑草でたくさん! 比べて、姿見平の草々には雑草の猛々しさがありま…

天界に咲く

そらさん、昨日行った旭岳姿見平は、夏の盛りでも気温が20度を超すことは少 ないとか。人々が連日の猛暑で苦しむアスファルトジャングルと、全くちがう世界 でした。 8月2日 大雪山旭岳姿見平 旭岳ロープウエーの頂上駅から始まる探勝路は、標高が150…

秋のきざし

7月31日 ウチのまわり コスモスは秋桜と書くくらいだから秋の花ですよね。ウチの玄関脇で2厘3輪咲 きはじめています。土手際の待宵草に枯れた花柄(かへい)が目立ちます。北海道 東部は平年より暑く湿気の多い夏ですが、それでも涼しい早朝の空気にかす…