2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

かすむ湖

3月17日 美幌峠・和琴半島 2週間ほど前の屈斜路湖です。初めの4枚は美幌峠で、残りの2枚は和琴半島 で撮りました。峠から俯瞰する湖にはもやがかかっています。下って湖岸に立った 時も、まだ晴れきっていません。 温水が湧く岸や釧路川へ流出するあた…

模様優雅なオナガガモ

3月22日 濤沸湖水鳥・湿地センター付近 白鳥群の周辺によくいるのだとか。ここはかつて給餌が行われていたころ、膨大 な白鳥が集まっていました。この鳥たちにそのころの記憶があるのかもしれませ ん。この日白鳥は数えるほどしかいなくて、それも岸から…

知床の白い山々

そらさん、エゾリスにも-20度前後の寒気はきついのではないでしょうか。早春 の陽射しを喜んでいるというのは、わたしの想像だけではないと思います。 左端は知床岬、中央右寄りのピークは知床岳 左端のピークは硫黄岳、右端は羅臼岳 羅臼岳クローズアッ…

湖岸緩む

3月21日 屈斜路湖和琴半島 海からは氷が消えましたが、山の湖はようやく湖岸が緩みはじめたところでした。 和琴半島付け根の西岸には露天風呂の温水が流れ込み、湖面が開いています。 だけど、東岸は岸に突き当たった氷が立ったり、わずかな割れ目ができ…

嬉しそうなエゾリス

3月12日 美幌せせらぎ公園 シマリスとちがって冬眠せず厳寒の日にも活動するエゾリスですが、やはり早春 の暖かい陽射しが嬉しそうです。半月前のよく晴れた日です。谷底の公園から崖 上に繋がる木の階段の下と踊り場で、3,4匹が元気よく遊んでいました…

和琴半島のフキノトウ

3月21日 屈斜路湖和琴半島 4日前には雪の下だったところに、この日は枯れ枝や礫が散り敷きフキノトウが 開いていました。能取岬で春一番に咲くのは輝く黄金色のキタミフクジュソウ。こ こでは薄黄緑の花らしくもない花。どちらもまだわたしは美幌で見て…

腹を見せるヒヨドリ

3月17日 和琴半島 日本以外にはあまりいないというけれど、国内ではありふれた野鳥です。美幌で も年中飛ぶ姿は見るし、鳴声を聞きます。だけど止まっているのは葉蔭が多く、ク ローズアップを撮るのは意外と難しい。裸木になる冬がチャンスだけれど、美…

峠はまだ冬

3月17日 美幌峠 一週間前の美幌峠です。陽射しはあったけれど、防寒衣料をしっかり着込んで いても、寒風が身に沁みる朝でした。展望のある高台への登り斜面は、屈斜路湖 から吹き上げる風が通り抜けるので、雪が吹き飛ばされて枯れ草が現れていま す。踏…

キタミフクジュソウ咲く

3月22日 能取岬 4月第二週に開花の年もありましたが、昨日の能取岬には、日本ではこの地方 だけのキタミフクジュソウが咲いていました。北海道東部からサハリン・シベリアに 分布するこの種は、本州などにも広く見られるフクジュソウと比べ、花が小ぶり…

釧路川源流の早春

そらさん、野山でだんだん雪の厚さが減り、田園に融雪剤が撒かれ、早春の気配 が漂っています。例年なら3月は冬ですが、今年はもう季節が変わったようです。そ れでも昨日の美幌峠は、晴ているのに寒風が吹きすさび、登る道はつるつるに凍っ ていました。 …

露天風呂前のカケス

3月17日 屈斜路湖和琴半島 ゴマ塩頭が目立つ本州のカケスと違い、北海道の亜種・ミヤマカケスの頭はほ ぼ茶色です。どちらも首から上より、背中、脇、尾の、黒、白、青三色がきれいで す。和琴半島の遊歩道入口脇にある、脱衣場つきの露天風呂前で遊んで…

柳ふくらむ

3月12日 美幌せせらぎ公園 昨日は雨だったけれど、それまで昼は晴れる日がほとんどで、4月を思わせる 暖かい日が続いていました。この日望遠レンズで覗いたら、せせらぎ公園の川岸 で柳の枝先が膨らんでいます。魚無川はまだ厚い雪に覆われていたので、…

去りゆく流氷

3月4日 能取岬西側 この日網走方向、岬の東側から見る海は6,7割が海氷に覆われていましたが、 西の能取側では流氷が沖に去り、浮氷が漂っていました。海開けが近づくとこん な感じになります。事実この日の3日後からは、網走周辺に流氷は接岸していま …

屈斜路湖のカワアイサ

3月17日 屈斜路湖和琴半島 温水湧出箇所を除き、屈斜路湖はほぼ全面の凍結が続いているようです。それ でも昨日の和琴半島の東側には小さな水域が開いていて、水鳥が集まっていまし た。肉眼だと豆粒のように見える距離です。けたたましい鳴き声が響いて…

すこし春めく

3月12日 美幌せせらぎ公園 関東からは桜のつぼみが膨らんだと聞こえてきますが、美幌の3月はまだ冬で す。野山は雪に覆われたままで、朝の街は水溜りが凍っています。薄く積もった雪 の下が氷盤になっていることがあり、外見に騙されて足を踏み出すとヤ…

沿岸氷

3月4日 能取岬 アムール川河口やサハリン沿岸から南下してきた流氷と、北海道の海岸で凍結 した沿岸氷が、いつも区別できるわけではありません。でもこの日、能取岬東側で 沖に向かって広がっていたのは、この場でできた氷に間違いないでしょう。もっとも …

霧氷の季節ほぼ終わり

3月4日 美幌川沿い 本州ではそろそろ桜の開花が話題になるころですが、こちらの3月はまだ冬で す。今朝まで半月の最低気温は、プラスの日が皆無、3分の2は零下二桁です。 それでも、-15度以下は5日を最後になくなりました。4日は-18度を超えた最…

知床西岸の白い海

3月4日 能取岬 50年ほど前のある夏、羅臼に宿をとったことがあります。そこで宿の人から、毎 年冬になると海が流氷に閉ざされまったく漁ができなくなる、と聞きました。そのこ ろ、稚内沿岸から知床西岸まで埋め尽くす海氷は、知床岬を廻って東岸と国後…

岬の空を鷲が舞う

3月4日 能取岬 遠ざかりまた舞い戻り、2羽のオジロワシが岬の駐車場上空で、大きな円を描い て、ゆっくりと遊弋していました。今年何度か来たけれど、能取湖が全面凍結して からはこの一帯ではワシを見ておらず、鳴声さえ聞いていませんでした。美幌川 に…

流氷日和

3月4日 能取岬 平日にしては駐車場にたくさんの車がありました。ここでは珍しく、国外からの観 光客より地元の人の方が多いような印象でした。二台の三脚を立て、じっくり撮っ ている人がいます。崖を下りて水際へ行く準備をしてきた人もいます。流氷好き…

波と流氷 テレビのCMは多すぎない?

2月22日 鱒浦海岸 接岸した流氷と沖の流氷の間が開いている箇所があって、波が立っています。 盛り上がって砕ける海水には砕氷が含まれ、表面には薄い氷の幕ができている ようです。これも流氷が見せる様々な表情の一つです。 テレビのCMは多すぎない? 何…

つかの間の光

2月17日 浜小清水から能取湖畔へ 浜小清水の上空は青空。でも、網走方面の空には雲が広がっています。近づ けば能取岬下の海面には霧も。岬に立つと、真上を穴の開いた黒雲が通過中で す。穴が通り過ぎる間だけ、つかの間光が射します。岬から去るころ、…

白い海の赤い灯台

2月22日 網走市鱒浦漁港付近 網走市街を出て国道244を斜里方向へ走り出し、網走港が終わるとすぐに鱒浦 漁港の灯台が見えてきます。漁港への分岐を過ぎた国道脇に、ここで海を展望しろ と言わんばかりの小山を備えた、駐車スペースがあります。網走港…

氷上に立つ人々

2月22日 鱒浦海岸 鱒浦の海岸に流氷が接岸した日の光景です。何人もの人が砂浜に積もった雪 の上を歩き、さらにその先の氷塊の上に立っていました。今年ではありませんが、 わたしも浜と流氷の境目まで行ったことはあります。でも流氷には乗っていませ ん…

湖口に水鳥集う

2月17日 濤沸湖 濤沸湖の海につながる短い水路に近い湖畔の、水鳥・湿地センターがある一 帯は白鳥公園とも呼ばれます。例年の2月中旬、ここは氷に閉ざされていたり、 海から逆流した氷塊がぶつかりあったりしていて、水鳥はほとんど見られません。 だけ…

岬と流氷

3月4日 能取岬 駐車場へ下る手前の牧場入り口わきが、岬と周りの海を一望できる高台になっ ています。昨日は崖際から撮った流氷の海をアップしました。今日はこの高台か らの風景が主です。写っている建物は牧舎です。 かつてはサハリンや千島諸島まで歩い…

流氷の海

3月4日 能取岬 昨日の岬は、沖から近づいた流氷と、ようやく発達しはじめた沿岸氷と、白を引 き立てる海の青さが、明るい陽に輝いて、息をのむ美しさでした。海氷情報を読 み、天気と風向きを確かめ、期待して出かけて正解でした。旅行者ならごく幸運な 人…

能取湖の番屋

2月17日 能取湖北端 能取湖畔の網走公園線がオホーツク海に出る直前、湿原状になった湖北端と 砂丘が見えてきます。その丘の手前にいつの間にか新しい番屋が建てられてい ました。以前は残骸のような朽ちかけた小屋がありました。必要がなくなって放置 さ…

陽だまりのカモメ

2月17日 浜小清水 雲一つない快晴とはいえませんが、風がなく穏やかな日でした。沖には薄い流 氷の帯が漂い、知床方面から雲が広がってきています。くっきりとした日なたと日 陰の境界線が、浜小清水の岸から海へ伸びていました。その日なた側、暖かそう …

さまざまな氷塊

2月22日 網走鱒浦海岸 アムール川河口、サハリン沿岸、どこでできた氷の塊なのでしょうか。何百キロ も旅してきたのか、北海道の沿岸で固まったのか。形はさまざまです。大きな氷盤 から欠け落ち、互いにぶつかって角を削られ、表面が波に融けるなど、来…