2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧

朝の能取湖

9月16日 地図の能取湖は、小さく口を開てオホーツク海にぶら下がる革袋のような形で す。岬から道道76号線(美岬ライン)を南下し、国道238号線(オホーツク国道)に に突き当たって右折、道なりに佐呂間町方面へ北上すると、西岸、革袋の底にあ たる南…

ハマナスの実が光る

9月16日 キムアネップ埼 ウチの庭にはスズラン、イチイが赤い実をつけています。路傍や公園ではナナカ マド、そして海岸・湖畔草原はハマナスが。昼近く、キムアネップ埼の草原に降り注 ぐ透明な秋の陽光が、大粒の赤い実を艶やかに光らせていました。 こ…

明けゆく空に浮かぶ雲

タムラ、北海道にはアザミが20種以上あるみたい。庭に生えるのは葉に棘があ ったけどね。 9月16日 能取岬 太陽が水平線を離れると、わずか15分ほどの間に空がどんどん明るさを増しま す。東空に浮かぶのはまだ光に縁どられた黒雲ですが、西空では白い…

終わりのアザミ

そらさん、サンゴソウは一本一本見てもそれほどには思いませんが、少し距離 を置いたところに広がる赤い絨毯は魅力的ですね。 9月16日 能取岬 夏中よく見かけたアザミ。これまで敢えて撮ろうとは思いませんでした。本州にい たときも珍しくなかったし、こ…

流木

9月3日 ワッカ原生花園 海水浴場や海浜公園など、人がよく訪れる浜はゴミや流木があまりない砂浜の イメージですが、人里離れた海岸だとどこもこんなものなのでしょうか。ワッカ原生 花園外側の海辺でも、ネイチャーセンターに一番近い場所はもう少し整っ…

光る海

9月16日 能取岬 水平線に生まれたばかりの太陽が海に作る光の帯は、何度見ても馴れません。 闇と光のコントラストが強烈で、そのうえとてつもない広がりが圧倒するからでしょ うか。ところで、太陽は、上端を視界にとらえた瞬間はまだ水平線の下にあるの…

サンゴソウおちこち

9月16日 能取湖海際 9月16日 卯原内群生地 9月16日 能取駐車場 9月16日 サロマ湖キムアネップ埼 能取岬から下って、オホーツク国道(238号)を辿り、キムアネップ埼に至るまで の、道すがら目にしたサンゴソウです。トンネルを抜けて、オホーツ…

ハマナスの残り花

9月3日ワッカ原生花園 9月16日能取岬 ハマナスの花の盛りは7月後半から8月初め。だけど花期は長く、場所によりま すが、6月早々に咲きはじめたり、9月半ばを過ぎても群れ咲いていたりもします。 9月16日の、まだ明け方のうす闇が残る能取岬では…

明けゆく海に雲が湧く

9月16日 能取岬 西の空や北の水平線にはあまり雲がありません。しかし振り返ると、東の沖でも くもくと湧いた雲が、南の海に浮かぶ山の頂を目指して這い上っています。駐車場 から岬の突端まで、草露に靴を濡らしながら歩く間に、海の色が黒から灰色へと変…

ウンラン

タムラ、鳥が恐竜の子孫だということが頷ける形態だよね。 9月3日 ワッカ原生花園 他の地域ではわかりませんが、オホーツク地方の海岸や湖岸ではよく見かける 花です。上の写真はワッカ原生花園の入り口、車止めのすぐ内側、馬車小屋の向 かい側、サロマ湖…

朝の岬

タムラ、あの頭、何かに似ているような気がしていたけれど、恐竜かなー。眼は 蛇などの現存爬虫類? 9月16日 能取岬 もう少なくても2,30回は行っている場所だけれど、生まれたばかりの低い陽の 光は、見慣れた風景に魔法をかけて新鮮さを蘇えらせてく…

丹頂の幼な仔

8月25日 鶴居村久著呂 野付半島や濤沸湖など、釧路湿原からずいぶん離れた場所でも見ているので、 一時は絶滅に瀕した丹頂もだいぶ増えたような気がしていました。でも今年2月 の調査で確認された数は、1187羽だそうです。これでも過去最多だと言わ…

稔るエゾノコリンゴ

ゆみこさん、コメントありがとう。そちらも雨ですか。また大雨にならないといいで すね。美幌も日照時間が少なく、庭のナスの実がなかなか大きくならず、トマトは 腐った実が混じりはじめました。 9月3日 ワッカ原生花園 クローズアップで見ると、店で売ら…

暁天

9月16日 能取岬 昨日ブログをアップし終わって天気予報を見たら、珍しく明け方が晴れです。そ ろそろまた能取岬の日の出を見たいと思っていたので、必要最低限の準備をして 飛び出しました。この季節、このあたりは5時少しすぎに陽が出るはずです。ほと …

ハマニガナ

9月3日 ワッカ原生花園 海浜植物の代表みたいなハマニガナ。花期は春先から秋の盛りまでと長く、種 が海流に乗って広がり、ベトナムからカムチャッカまで、日本列島は琉球から北海 道まで、分布しているとか。 この日のワッカ原生花園の海岸にも咲いていま…

湿原の縁にエゾオオアカゲラ

8月25日 釧路湿原温根内 温根内の湿原遊歩道を、ビジターセンター脇の木道から入り、軌道敷跡から戻 りました。春から初夏にかけて、にぎやかな小鳥の囀りが聞こえるコースです。だ けどこの日は静かでした。留鳥は繁殖期を過ぎて散り、秋の渡りには早す…

エゾフウロ

9月3日 ワッカ原生花園 6月末ごろからあちこちの海岸に近い草叢で咲き、9月まで続きます。とりたてて 珍しくもないのですが、深い緑を背景に明るく光る花を見るとやはり撮りたくなりま す。色は白・青・紫・赤の混じり具合にいくらか違いがあるようです…

ヒメカイウの実はどこへ?

サイタマンさん、かつてわたしが乗り降りした駅が水浸しになり、電車が止まって いる様子をテレビで見ました。異常降雨に続いて地震、さぞ不安だったでしょうね。 そらさん、温暖化による気候変異はもう既定事実だと思います。影響は数百年 あるいは千年は続…

復活!卯原内のサンゴソウ

9月3日 卯原内の能取湖畔 ワッカ原生花園からの帰路のことです。東に向かっていたオホーツク国道が能 取湖に突き当たって南へ方向を変えて間もなく、車窓から赤く色づいている浅瀬 が見えました。サロマ湖や能取湖の岸辺には何か所かサンゴソウの群生地が…

路傍のオニユリ

関東・東北地方南部での大雨の被害が報道されています。このブログを訪れてい るあなたはだいじょうぶでしたか。気象・地震・噴火などの自然災害が常態化する 時代に入っているのかなー。 タムラ、空想の鳥・鳳凰の冠羽→歌舞の被り物である「鳥兜」→毒草のト…

霞む屈斜路湖

宇都宮に大雨による特別警報が出ています。被害が大きくならないといいので すが。 8月25日 美幌峠 峠を弟子屈側に下りかけたところで、路傍に車を停めて撮りました。まだほとん ど車の往来のない早朝だから可能です。頻繁に行き交う時間帯だと、気が引け…

サワギキョウ

タムラ、花一輪は時代劇で見る烏帽子(えぼし)によく似ているよね。どうして烏帽 子でなくて兜なのかと思っていたけど、歌舞装束の鳥兜と呼ばれる被り物から来て いるんだね。 8月25日 釧路湿原温根内遊歩道 国内に広く分布していて花期は8・9月なのでそ…

八月末の釧路湿原

そらさん、花の形が小さな兜を思わせると言われていますが、この写真からわ たしが連想したのはカエルの卵です。 8月25日 釧路湿原恩根内遊歩道 モウセンゴケの花が見たくて、摩周湖から足を延ばしたのですが遅すぎました。 セリ類は盛り、サワギキョウは…

トリカブトの花

kumanote8さん、ご訪問ありがとうございます。わたしは野山の花を大雑把に 撮っていますが、あなたは身辺の花を繊細に観察してアップしていらっしゃいる のですね。 そらさん、まあ1時間ちょっとで行ける距離だから朝早くでも気楽に行けます。 日没時も撮り…

湖面の光

8月25日 摩周湖第一展望台 わずか2,30分の間に、摩周湖の湖面に描かれる光模様がどんどん変化しま す。摩周岳につながる東側の絶壁は黒々としていて、筋状の光が消えたり浮かび 上がったり。湖面は、強風が吹くと湖水の漣(さざなみ)がくっきりと目立ち…

ヤナキタンポポ咲く草原

9月3日 ワッカ原生花園 9月に入ったばかりで緑濃い海岸草原に、陽光を受けて輝く黄花が咲き広がっ ていました。ヤナギタンポポが中心ですが、コウゾリナなども混じっているかもし れません。艶やかなハマナスの実やまだ残る花、あるいは白から薄紅色まで…

サロマ湖の新しい景観

9月3日 ワッカ原生花園 一昨日開通したサロマ湖第二湖口の新しい橋を見に行ってきました。旧い橋と ちがって中央は12.8メートルの高さがあり、南にサロマ湖、北にオホーツク海の 景観が広がっています。今日の写真は南側の風景です。ワッカ(湧き水)が…

ヨツバヒヨドリ

8月25日 摩周湖第三・第一展望台 第三展望台では霧の中で風に揺れながら、第一展望台では明るい陽を浴びな がら咲いていました。ヒヨドリバナに似ていて、4枚(実際は3~5枚)の葉が輪生 することからついた名前だそうです。摩周湖岸ではけっこう濃い赤…

秋色の兆

8月25日 摩周湖岸・釧路湿原温根内・ウチの庭 わたしはまだ見たことがありませんが、八月下旬には大雪山旭岳の姿見平でチ ングルマの草紅葉が色付きはじめるのだそうです。それより標高の低い摩周湖の 崖上や釧路湿原温根内の遊歩道の周りでは、ほんの一…

ウラジロタデ

8月25日 摩周湖第一展望台 白いのは雄株で種ができて赤みを帯びているのは雌株でしょう。本州ではかな り標高のある山でしか見られないようですが、北海道では礫地なら低地にも。 でもなぜか、わたしは摩周湖でしか撮ったことがありません。はるか下の湖…