2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

流氷去って

3月24日 能登岬 岬の高みに立って海を見渡すと、ところどころに小さく白い泡のようなものが見えます。だいぶ沖の 方なので海底から岩が突出しているとは思えません。ひょっとすると、漂う小氷片が浮き沈みして、そ のたびに泡立っているのでしょうか。そ…

枯野の残雪

そらさん、こちらも終日零下の日が多く、まだ暖房は欠かせません。それでも朝は雪で白くなっている 玄関先も、昼頃にはコンクリートが露出しています。雪かきの季節は終わったようです。 3月24日 能取岬 朝なら夜に降った雪が薄っすらと野を覆っていたか…

福寿草咲きはじめ

3月27日 能取岬 東京では上の公園の桜が満開だとか。ここオホーツク地方で春一番の花は福寿草です。去年わた しがこの場所で目にしたのは4月の第二週でした。今年はだいぶ春が早い気がして来てみたら、上の 写真の通りです。ただ群れている花がずいぶん…

おだやかな春の海

3月26日 能取トンネル手前 流氷の去った海はほとんど白波も立たず、どこまでもおだやかに鎮まっていました。幅の狭い浜には まだ雪が残っていますが、海には浮氷一つも残っていません。岬の寒風を警戒して冬装束で出かけた けれど、車の窓を開けて走って…

-ポツリポツリとふきのとう

サイタマンさん、「春愁」ですか。花曇りの季節につのりそうですね。こちらはまだ花の盛りは遠く、 ようやく小さな春を見つけようとしている状態です。 3月24日 美幌せせらぎ公園 ようやくポツリポツリとふきのとうが顔を出しました。まだ採りたくなるほ…

芽生え

3月24日 美幌せせらぎ公園 網走の海明けは2月27日。ここ1カ月ほどは除雪車の出動はなかったと思います。そんな例外的な 早い春の訪れにもかかわらず、せせらぎ公園の草の芽生えは<いつものペースを守るよ>と言わんば かりにゆったりしています。魚無…

雪融けのせせらぎ

3月24日 美幌せせらぎ公園 道の脇に雪が残っている場所もありますが、どこでも道路中央はアスファルトが露出しています。 朝のうち薄く新雪に覆われていても、昼までには融けて乾きます。だけどせせらぎ公園はようやく川 面が開いたばかりで、岸の大半に…

ハイマツの原野

3月10日 川湯ツツジが原 初夏には白いイソツツジが埋め尽くすツツジが原も、ツツジが雪に埋もれる季節にはハイマツと雪の 原野になります。他ではたとえば旭平や知床峠などのある程度高度がある山地の植物ですが、ここで は平地に生えています。もっとも…

春の雪

3月22日 ウチの窓から 春の雪といえば淡いもの、は本州人の感覚。ここ北国の春はそんなに甘くないのです。予報によれ ば今日一日中ずっと零下。窓の外では薄く積もった雪がキラキラ輝いています。そう、陽射しだけは は立派な春です。気温は零下の日・時…

硫黄の塊

3月10日 川湯硫黄山 近付いてクローズアップしてみると、鼻を襲う硫化水素の臭いと相まって黄色い硫黄の塊が禍々しく 感じられます。かつてここから硫黄を採掘して搬出していた時代もあったのだとか。柵の手前で見える 塊の数は限られているけれど、二つ…

川湯硫黄山

3月10日 冬期の硫黄山は広々とした駐車場も盛んに噴煙を上げる光景も独り占め。のびのびとした気分に なります。左の山の裂け目や右の山との境目の噴気がよく目立つけれど、その他に何か所も噴煙が 立ち昇る場所があります。荒々しくも雄大な風景の中に安…

屈斜路湖は霧の中

3月10日 摩周湖第一展望台・美幌峠 最初の一枚は第一展望台から、残りは峠からの風景です。展望台からは湖と弟子屈郊外の境もは っきりしません。峠からは往きも帰りも霧のなか。それにしても峠頂上付近は例年の4月半ばより雪融 けが進んでいるような。…

霞む雪山

3月10日 摩周湖第一展望台 屈斜路湖を挟む対岸の山の山はまだ冬の装いです。特に阿寒の山々はしっかり雪に覆われていま す。順光なので本来は雄阿寒、雌阿寒、阿寒富士の真っ白い姿がくっきり見えるはずですが、早朝の 靄が邪魔をして、雄阿寒はまったく…

摩周湖を囲む山々

3月10日 摩周湖第一展望台 一枚目と二枚目はかつて第二展望台が置かれた峯です。朝焼けを受けてかすかに色付いていま す。今は遊歩道もありません。三枚目の岩峰は湖を取り巻く湖岸の最高峰、摩周岳です。第一展望 台から登山道はありますが、労多くして…

たくましい木々

そらさん、寒さはずいぶんやわらぎました。零下になってもせいぜいが-5度前後だし、昼はプラスだ し。高い摩周湖岸でもあまり寒く感じませんでした。 3月10日 摩周湖岸 けっこう標高もあるし、屈斜路湖と摩周湖に挟まれているし、釧路平野・釧路川からの…

摩周湖の朝雲 その二

そらさん、朝陽も夕陽もきれいですが゛、その時間にそれなりの場所にいないと撮れなくて。朝陽はウチ の窓からでも見えますが、ほんの部分的です。美幌川土手に登れば、ある程度広く見えるけれど、いく らか陽が高くなってからです。 3月10日 摩周湖第一…

摩周湖の朝雲 その一

そらさん、まだ朝晩の気温は零下ですが、昼はブラスで氷雪がゆるみます。 3月10日 摩周湖第一展望台 朝陽は南東・西別岳の方向に低くかかっています。あたりは薄い靄に包まれ朝陽も強くは射しませ ん。上空には風があり黒雲の一団が素早く流れていきます…

山はまだ冬

3月10日 国道243 屈斜路湖付近 美幌の街は花も芽吹きもまだないけれど、気温はすっかり春めいて路面も開いています。屈斜路湖 付近の国道から眺める山々はまだ冬です。たいした高度ではないのに、常緑樹以外はまだまだ雪山 の雰囲気。でも今年3月のオ…

久しぶりの新雪

3月12日 ウチの周り 2月の途中からずっと雪かきはせずにすみました。昨日の朝は3週間ぶりくらいでしょうか。汚れた 雪景色が化粧を直し新鮮でした。枯れ枝に雪花も咲いています。だけど春の雪。昼過ぎの道路はび しゃびしゃの濡れ雪が残るだけになって…

摩周湖道の日の出

3月10日 家を出たのが朝5時過ぎ、美幌峠を越え弟子屈町市街に近づいたのがちょうど6時頃。東の西別 岳稜線から太陽が覗いているのに気づきました。そこで一枚。少し走ってまた一枚。国道を離れて摩 周湖への道に入り、2カ所で一枚ずつ。最後の一枚では…

白い摩周湖

3月10日 摩周湖第一展望台 途中の国道も弟子屈から摩周湖に向かう道も路面に雪はなく、明るみはじめた朝の快適なドライ ブになりました。だけど摩周湖は真っ白に凍りつき、いまだ解氷の気配もありません。下界ではいつに なく早い春に気が緩んでいますが…

雪融けを待つ田園

3月6日 美幌北部郊外 今年の美幌はずいぶん春が早く感じられまいが、それでも農家の人々はさらに早く畑の雪が消え てほしいのでしょう。黒い融雪剤が散布された畑が多く見られます。さらにその上にトラクターで雪が 掘り返されている場所もあります。ウチ…

まだらな雪融け

そらさん、富良野・美瑛の田園風景が有名ですが、北海道は市街地を離れればいたるところに田園 風景が広がっています。カラフルな農家や作業棟がそのアクセントになるのは共通です。 3月6日 美幌せせらぎ公園 せせらぎ公園を流れる魚無川は川面の多くが未…

農家のある風景

そらさん、能取岬から海氷を眺める季節も終わりました。4月初めまで流氷が残る年もあるのですが、 今年は早々に知床半島羅臼側に移ってしまい、網走―ウトロの海岸には浮氷しか残っていないようで す。 3月6日 美幌町北部郊外 美幌町は網走川や美幌川の段…

魚無川未だ開かず

3月6日 美幌せせらぎ公園 今月に入ってからも雪は降らず、昼はどんどん雪が融け、平年より1カ月早く春めいてきています。 それでも魚無川はまだ閉じているところも多く、春の小川のせせらぎは聞こえません。フキノトウが 顔を出すまでにはもう少しかかり…

浮氷

2月15日 能取岬 岸近くに開いた水域にはさまざまな大きさ・形の氷片がたくさん浮いています。海面を覆っていた板 氷の破片。流氷帯から漂ってきた厚みのある氷塊。周りの盛り上がりが崩れた蓮の葉氷。海氷の季 節が終わりを迎えようとしています。

峠の笹原

2月9日 美幌峠 山蔭は雪が溜まってかなりの深さになるのですが、峠は尾根筋に当たるので降る端から強風に吹 き飛ばされ、笹藪の穂先までは埋まりません。能取岬の笹原も同じです。本州日本海側は湿った牡丹 雪が多いので、畑にも木の枝にも積もります。こ…

沿岸の水域

2月15日 能取岬 3日前には流氷帯はもっと沖にあって、沿岸もおおかた凍り付いていました。それがこの日は流氷 帯が近づいた代わりに、沿岸の氷は緩んであちこちに水域が開いています。白と藍色が模様を描き 藍色の部分は小さく波打っています。これは流…

流氷遠景

盆栽文化さん、氷雪は見飽きた風景を新鮮なものに変えてくれますよね。 2月15日 能取岬 遠景だと岸辺に開いた水域が隠れ、迫力が増します。もう少し空が青いと白との対比が際立つの ですが、人工のアトラクションではないので文句は言えません。自然の壮…

白い屈斜路湖

そらさん、目視でも見えますが、画像は望遠レンズを使ったものです。斜里岳はオホーツク地方随一 の山。網走海岸からはもちろん、美幌や女満別の丘陵や摩周湖など、いろんな場所からよく見えます。 2月9日 美幌峠 湖の氷が一番発達していたころの写真です…