北方原生花園


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                            7月9日 根室市豊里

  ノツカマフチャシ跡から道道35に戻って納沙布岬方向に少し行き、北方原生花

園に立ち寄りました。看板が括り付けられている柵は、放牧されているポニーを逃

がさないためのものです。入口は二重になっていて、入場者が自分で錠を上げて

入り、反対側から手を伸ばして下げてから歩き出す仕組みです。ポニーは雑草は

食べるけれどヒオウギアヤメは食べないので、アヤメが埋もれてしまうのを防ぐ役

割を期待されています。

 全体的に時季が少し遅かったようです。アヤメは終わり際。ミツガシワやハクサ

ンチドリなど、わたしが好きな花は終わっていました。だけど75ヘクタールの、見

通しのいい草原の中を歩くのはいい気分です。周囲にある木立はミズナラの風衝

林でしょう。何かで、海から吹き付ける強風のため幹や枝がたわみ、背も伸びない

という、説明を読みました。

 写っているところにはわずかですが、馬がいる場所に近い木道の上には馬糞が

こんもり。このとき車を停めて入り込んでいたのはわたし一人でした。あまり知られ

ていなくて、人手をかけていないのかもしれません。のんびりした感じで、ここを好

きになりました。ヒバリも人の多い他の原生花園より警戒心が少ないようで、わたし

を先導するようにしばらくの間、木道脇をちょこちょこ走っていました。