夏の田園風景
そらさん、こちらにはストレスを吸い取ってくれる森や水辺がたくさんあります。鬱
が溜まったらおいでください。
日本の食糧自給率は40%未満(カロリーベース)だけれど、北海道は200%に
近くなっています。夏の田園地帯に立って周りを見回せば、すべての大地が緑に
覆われて広がり、豊かな食料生産能力が実感できます。農家や作業棟の色彩が
アクセントになり、景観も豊かです。
東京・大阪・神奈川の自給率はいずれも1%か2%。下から4番目の埼玉が辛う
じて二桁です。100%を超えるのは、北海道と秋田・山形・青森・岩手の5道県で
す。経済的繁栄を基準にすると、この序列がきれいに逆転します。食料生産は儲
からないということです。金融・情報と技術・サービスで儲けるために、農業には金
を回さず、たりない食料は国外からの輸入でやりくりする構造です。
輸入食品の多くは中国と米国から来ます。どちらの国内でも、安全性についてた
くさんの人が疑義を呈しています。まあ、北海道の産物も上等品は東京をはじめと
とする都市に集められます。カネのある人たちはそれらを選ことができ、疑わしい
輸入品などには手を出さなくてもいいのだから、それでも構わないのかな。
そんなことを考えていると、せっかくの景観の癒し効果も台無しですね。もうやめ
ましょう。