復活!卯原内のサンゴソウ
9月3日 卯原内の能取湖畔
ワッカ原生花園からの帰路のことです。東に向かっていたオホーツク国道が能
取湖に突き当たって南へ方向を変えて間もなく、車窓から赤く色づいている浅瀬
こがこれだけ赤いのならと、袋の形をした湖で南の底に当たる卯原内の群生地に
立ち寄ることにしました。
かつて卯原内の能取湖畔は、駐車場から水辺まで一面に赤い絨毯で覆われ、
日本一広いサンゴソウ群生地であると誇っていました。ところが数年前に壊滅状
態に陥り、秋になって見えるのは黒い壊死が広がるだけの湿地でした。その後関
係者の努力が続けられ、昨年は黒い部分も残っているけれど半分ほどは赤く色づ
きました。今年この日、見た限りでは黒く枯れた部分がありません。木道の先から
水辺にかけて、赤色が疎らになりますが、やがてサンゴソウが拡大すると期待でき
そうです。地元関係者は今年、群生地の復活を宣言しました。
写真はまだ秋に入ったばかりの日の風景です。今はもっと赤が濃くなっているで
しょう。最盛期は今月下旬かな。