丹頂の幼な仔


イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

                         8月25日 鶴居村久著呂
 
 野付半島や濤沸湖など、釧路湿原からずいぶん離れた場所でも見ているので、

一時は絶滅に瀕した丹頂もだいぶ増えたような気がしていました。でも今年2月

調査で確認された数は、1187羽だそうです。これでも過去最多だと言われて

ますが、保護の手を緩めれば再び減少に転じかねない危うい水準のような気が

ます。

 冬季なら昼の給餌場や夜明けの雪裡川などのねぐらに行けば、ほとんど確実に

姿があります。でも広く散って子育てをしている季節だと、必ず会えるのは動物

けかもしれません。そんな時季に道路から親仔を見ることができる確率が一番

高いのが、わたしの知る限りでは、鶴居村の雪裡・久著呂一帯です。上の写真も

そのあたりの田園の中を行く道で撮りました。

 ヒトに譬えれば、やっと赤ちゃんから幼児に変わったというあたりのような気がし

ます。まだ雛の雰囲気が残っているような。冬の給餌場では、これほど幼い鳥を見

たことがありません。雪が来る前に赤ちゃん・幼児の時期を卒業するのでしょうね。