湿原の縁にエゾオオアカゲラ


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                         8月25日 釧路湿原温根内

 温根内の湿原遊歩道を、ビジターセンター脇の木道から入り、軌道敷跡から戻

りました。春から初夏にかけて、にぎやかな小鳥の囀りが聞こえるコースです。だ

けどこの日は静かでした。留鳥は繁殖期を過ぎて散り、秋の渡りには早すぎる季

節だったのでしょう。

 物足りない思いでビジターセンターに近い森まで帰って来たときです。キョッ、キ

ョット短く断続的な声がして、小鳥と呼ぶには大きすぎる鳥が木の間を短く飛びま

した。とっさにオオアカゲラと直感したのですが、森は暗く、頭部の色も羽の模様も

ほとんど確認できませんでした。

 家に帰ってパソコンに取り込み明るさを調節してみると、頭部の赤が前頭部まで

広がっていて、背の白い斑点模様がアカゲラより上部まで続いています。直感は

正しかったようです。オオアカゲラは30センチ近い体長です。24センチほどの

カゲラより一回り大きく感じられます。もっとも北海道で見られるのは、エゾオオ

カゲラとエゾアカゲラで、とぢらもエゾなしの種から区別される亜種のようです。