2015-09-25 光る海 日記 #秋 9月16日 能取岬 水平線に生まれたばかりの太陽が海に作る光の帯は、何度見ても馴れません。 闇と光のコントラストが強烈で、そのうえとてつもない広がりが圧倒するからでしょ うか。ところで、太陽は、上端を視界にとらえた瞬間はまだ水平線の下にあるのだ そうです。視線の直線的延長より下の、地球の陰から発する光が、地球の重力で 曲げられて見えるのだとか。何で読んだかどこで聞いたかも定かではない知識な ので、事実かどうかわかりません。ただ、夜明けの海に伸びる光の帯は、わたし に、日常の常識をはみ出す何かを考えさせるところがあるので。