晩秋のゴジュウカラ


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 先月末のせせらぎ公園で出あったゴジュウカラです。初めの4枚は落ち葉の道で遊んでいた鳥。最期の一枚

は、池に近い木立で戯れでいたカップルの片割れです。


 アメリカでオバマ大統領の再選が決まりました。まずはほっとしています。金儲けの無制約な自由を主張

  すリバタリアンや、価値観のちがう相手に対する露骨な憎悪をふりまく新保守主義者の代表が、世界最強

  軍事力をもつ国で政権をとる事態は避けられたのですから。

 しかし安心はできません。新自由主義者が富の力でアメリカ社会に広く影響力を及ぼしています。白人中

層を中心とする保守的な人々は、危機を孕む文明の未来を直視せず、古い道徳と不合理な宗教意識に

深く囚われたままです。それらを反映して、下院で共和党が多数派を維持しました。こんな悪循環が心配で

す。下院の抵抗でオバマ本来の政策が実現しない。支持勢力(貧しく社会的地位の低い人が多い)が失望し

て政治に関心を失う。その結果、固い核をもつリバタリアンや宗教保守派が相対的に有利になる。2年後の

中間選挙で上院も共和党が制し、大統領がさらに無力になる。

 わたしが期待するもうひとつのシナリオは、共和党内部の穏健派の成長です。伝統的な共和党優性州で

人口動態の変化が起きています。ヒスパニック系、アフリカ系、妊娠中絶や同性婚に抵抗のない若い世代

増えて、オバマが勝つところも出てきました。彼らの敵意を買う従来の政策では共和党がジリ貧になるだ

と、心配する議員が現れても不思議はないでしょう。それからもうひとつ。先週ニューヨーク市がハリケー

ン・サンディで大被害を被った後、市長が温暖化対策の姿勢を理由にオバマ支持を表明しました。共和党

領候補は温暖化にほとんど警戒心を示していません。共和党にも今後、気候変動と災害の関係に気付く

員が現れることもありえます。それやこれやで共和党の穏健派が成長して、オバマ政権が「らしさ」を見せ

る機会ができればいいなーと。

 さて、心配と期待、サイコロの目がどちらに転ぶかは日本とも無関係ではないような。なにしろアメリカがく

しゃみをすると風邪をひく国ですから。