終わりのもみじ


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 気持ちのなかで紅葉の季節の終わりを区切る行事として、わたしはこのところ毎年美幌霊園を訪れています。

今年は先月末でした。4本のモミジは例年どうり色はとてもあざやか。だけど赤の深まりがばらばらでした。去年

は一斉に紅に染まり、緑や黄色は目立たなかったような気がしています。とはいえ、人の脳は感情に迎合して記

憶を作り変えるので、事実ではないのかも。

 11月に入っても街でみごとなカエデを目にすることはありました。でもわたしの気持ちは、イチョウやカラマツの

黄色を愛でるほうにもう切り替わっています。それなのにカラマツ黄葉は撮れていません。よく晴れた日でない

と、黄金色が冴えないのです。霊園に行った日のようなすっきりした青空に恵まれないまま、イチョウは散りカラ

マツの梢に裸の枝が目立ってきています。長雨で道路の通行止めやビートの収穫遅れが出ていると、昨日のフ

リペが報じていました。