真っ盛りの水芭蕉
タムラとそらさんが森陰の水芭蕉を気に入ってくれたようなので、今日は真っ盛りの姿を見てもらうことに。
この前の日曜、ご近所のHoさんを誘って呼人の森に出かけた日が、水芭蕉の最盛期だったようです。花開い
ている株の数は、前回一人で行った4月の20日の3,4倍になっていたみたい。ぬかるむ小路のすぐ脇から林の
ずっと奥へと、白い波が続いています。遊歩道の入り口から水芭蕉が見えなくなるまで、急ぎ足で15分ほどでし
ょうか。20日にはそのうち10分は苞がまだ堅い芽でした。
葉が伸びて白より緑が勝っている場所があり、薄黄色の花を包んでいた白い苞が反り返っている株が目立ち
ます。間もなく先から茶色になって、やがて苞が消え葉が子どもの背丈ほどに伸びます。そうなるともう、春先の
可憐な姿とまったくちがう獰猛な印象です。北海道にはいたるところに水芭蕉の群生地があるようなので、呼人
の森で終わってからも、稚内に向かって北上すれば月半ばまで花を見られる場所もあるでしょうね。
最後の一枚に写っているのは、湿地から離れて乾いた歩道脇に一本だけ咲いていた小さな水芭蕉です。踏ま
れたのか葉先は折れています。10センチにも満たない苞なのに形はちゃんと整っていて、逆光に少し光が透け
る感じの白に心引かれて、シャッターを押してしまいました。