林床はなやぐ季節

 そらさん、今年は変なんですよ。いつもなら順を追って咲く花が一斉に咲いてしまって。まあ北国の草花はだい

たいが発芽から花が開くまでの時間は短いですけど。

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 昨日はカタクリの群れを訪ねて北見市端野近郊の森を歩きましたが、はなやぎは網走湖呼人半島崖上の小径

が勝ると思いました。2日の呼人の森ではアズマイチゲが最盛期。わずかに残る福寿草の黄色。ここのエゾエン

ゴサクは背が高く堂々としているような。今日あたりは目の前を山桜の花びらが舞い、下を見れば白いエンレイソ

ウがにぎやかでしょう。もうすぐ森の色彩溢れる季節が終わります。樹木の若緑も魅力的ですが、6月からは花

を訪ねるなら湿原や海岸草原が中心に。再び森が主役になるのは秋の紅葉期です。


 昨日は関東に竜巻が起きたりして、本州でも大荒れの天気だったようですね。あなたは被害がありませんでし

たか。ここ美幌でも昨晩5時ごろから2時間ほど雷が荒れ狂いました。念のためにパソコンの電源を抜いた直後

に、大音響とともに家が震動。ごく近くに落ちたようです。

 東日本大震災は記憶に新しいところですが、南海や根室沖の大地震、それに関東直下型地震や富士山噴火

の予想もあります。どうやら地殻の変動期が始まっているようです。それに加え、観測史上初とされる気象変異

も多発しています。こちらは地球温暖化が関係しているみたい。これからは、どんなに備えても防げない被害も

覚悟しなければならないような。

 この列島の住民は、大量死をもたらした過去の大規模自然災害からから、何度も立ち直ってきました。高度化

した文明に依存しているいまのわたしたちに、先人たちのようなたくましさがあるのかどうか、心配なところです。

東日本大震災では国に復興支援の財力が残っていましたが、再び三たびこんな規模の災害が続けば、日本国

は事実上破綻するかも。先人の再出発にはほとんど国家の支援がなかったと思います。自力で生き延び生を継

ぐ、そんな心の準備をしなければならないのかなーと、雷鳴のなかで考えました。