ボッケという魚もあるようですが、阿寒湖畔では、100度の熱泥がゆっくりボコ
ッ・ボコッと盛り上がってはじける場所のことです。ボコッという音が言葉の由来と
のほうがもっともらしいけれど、アイヌ語電子辞書には「ボフケ」は載っていません
でした。
ここのすぐ下の岸近くに湖底から熱湯が噴出している場所があります。今回は
柵がめぐらされ、近づけませんでした。一帯の何ケ所かで火山ガスが噴出し、硫
化水素の臭いが漂っています。何年か前の冬、ボッケ下の湖岸で、球状の雪花
をたくさん見ました。熱い地面に冷たい空気が接触してできたのでしょう。
色づいている木もありますが、まだ青々としたカエデも。滝見橋や駐車場裏の森
より暖くて遅れているのかな。