阿寒の森
一枚目は双湖台から撮ったうっそうと茂る阿寒の森。双湖台は二つの湖が見え
る峠の高台です。画面左に水面がわずかに見えているのはパンケトー、手前にあ
る北海道に似た形がペンケトーです。アイヌ語辞書に、トーは湖・池・沼・水たまり、
パンケは下(しも)の方、ペンケは上(かみ)の方、とありました。
双湖台から下り、滝見橋を過ぎ、温泉街で最初の駐車場に車を入れます。ここ
の奥から、ボッケ(泥噴出孔)のある阿寒湖畔へ出る森の道が通じています。沢を
越てまず迎えてくれたのが紅葉と黄葉。さらに少し登ると、幹の下方を金網で囲っ
た木が次々に現れます。この辺りは地熱が高く、冬も雪が積もらない場所があっ
て、たくさんの鹿が集まります。その食害で木が枯れるのを防ぐためです。
す。