姿見平の眺望
タムラ、第一展望台に近づいたあたりだったと思います。花の終わったチングル
マが散在する下に、ミヤマリンドウが咲いていました。
8月2日 旭岳姿見平
姿見平は旭岳頂上へ続く斜面が遮る東方以外は眺望が開けています。ロープ
ウエー駅から出て左回りに登り、第一展望台に立つと、はるか西方に忠別湖(ダ
ム)と東川町の街や田畑が霞んで見えていました。手前の沼はハイマツに囲まれ
ています。
擂鉢池前の第三展望台の北方には緑が襞をなして広がっています。そのいくつ
塩岳が控えているはずですが、その山容まではわかりません。北東方向に迫るの
は、当麻岳、安足間岳、比布岳の、2000メートルを超す稜線です。
擂鉢池と鏡池(あわせて夫婦池)の間を登って一息つくと、地獄谷の噴気孔が目
の前です。その写真は別にアップします。5枚目は噴気孔近くから撮った姿見の
池と、その先に立つ石室および愛の鐘です。愛の鐘というのは、書くだけでむず
痒ゆくなるような命名ですね。
鐘の下のベンチで休んでいるうちに、それまで青空を区切っていた後旭岳の稜
線を、にわかに雲が包んでいきました。わずか数分の間のことです。山の天気の
変わりやすさを、久しぶりに実感しました。