噴煙


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                           8月2日 旭岳姿見平

 川湯硫黄山屈斜路湖和琴半島、雌阿寒岳山頂付近、阿寒湖湖畔ボッケなど、

摩周―弟子屈カルデラには今も噴煙の上がる場所がたくさんあります。大雪山

100万年ほどの噴火活動で形成された火山群なので、噴気孔やカルデラ

形が散在しています。ここ旭岳地獄谷の噴気孔は、600年ほど前に山頂を削り取

って現在の標高にした大噴火の名残のようです。近寄っても硫黄山ほど硫化ガス

臭が強くないのは、噴出する成分がほとんど水蒸気だからでしょう。臭いはおとな

しいけれど、今にも爆発するのではと怖くなるほど強烈な音を発している噴気孔が

一つあります。雌阿寒岳は山頂付近が立ち入り禁止になっていますが、ここはまっ

たく制限がないのだから、危険な兆候は感知されていないのでしょう。まあ日本列

島全体が火山帯なのだから、いつもびくびくしているわけにもいきませんが。