すこし春めく
3月12日 美幌せせらぎ公園
関東からは桜のつぼみが膨らんだと聞こえてきますが、美幌の3月はまだ冬で
す。野山は雪に覆われたままで、朝の街は水溜りが凍っています。薄く積もった雪
の下が氷盤になっていることがあり、外見に騙されて足を踏み出すとヤバい。この
日も、途中から公園に入る坂道でわたしはすってんころりん。気がつけば雪の下が
アイスバンでした。立とうとしても立てません。お尻で滑って坂の下まで行きました。
気温は零下でも裸木の林に射す陽光は明るく、雪の輝きと木々の黒い影のくっき
りしたコントラストに春の気配があります。魚無川の両岸に設けられた散歩道の、
陽の当たるあたりは舗装が乾き、斜面には白と茶色のパッチワークになっている
ところも。川面も少しずつ開いてきています。このまままとまった雪が降らず春にな
るかもしれません。