海からは氷が消えましたが、山の湖はようやく湖岸が緩みはじめたところでした。
和琴半島付け根の西岸には露天風呂の温水が流れ込み、湖面が開いています。
だけど、東岸は岸に突き当たった氷が立ったり、わずかな割れ目ができたりする程
度。
それでも春先に湧きあがる泡の妖艶な色彩を目当てに来たいくつかのグループ
が、三脚を立てカメラを構えていました。まだ春が浅いためか泡は小さく、岸から狙
ったわたしのカメラに収穫はありませんでした。陽が高くなっていたからかも。湖の
浅瀬に三脚を据えた夫婦は、1時間ほど前から粘っていたようです。