色づきはじめのサンゴ草
サロマ湖に突き出したキムアネップ埼のサンゴ草です。まだまだ色づきは浅く、
濃い赤に染まるのは9月の半ばからでしょうか。道内では、根室ー釧路間の太平
洋側の海岸湿地、オホーツク地方の汽水湖畔に分布しています。
サンゴ草は別称で、アッケシソウが本名。だけどその名の由来となっている厚岸
では、ずいぶん衰退しているようです。
壌改良工事が災いして、ほとんど壊滅に近い状態になりました。それでも関係者の
努力が続けられ、昨年はいくらか回復したとか。今年は9月中に一度行ってみるつ
もりです。
四国や本州にも何か所か生息地があるけれど、どこでも絶滅が心配されているよ
うです。
国外ではユーラシアや北米の寒帯地方に分布。イギリスなどでは野菜として食べら
れているとか。アスパラガスに似た味と、書かれていました。