去りぎわのオオワシ


 デジモナさん、首の痛みたいへんですね。わたしはあなたほど重症ではなかったけれど、5年ほど前、頚部

の椎間板ヘルニアで苦しみました。右肩が顔より上に上がらなくなり、洗髪や着替えのたびに悲鳴を

上げ、ごく短時間しか運転できなくて。リハビリも効果なく、放置していました。さいわい1年半ほどで

すこし楽になりましたが、いまでも指先までちょっと麻痺したような感覚があります。あなたが少しでも

楽になりますように。

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 4日に濤沸湖平和橋から撮った画像です。湖面が開きはじめた氷上にオオワシ佇んでいました。望遠でもこの

大きさにしかならない遠方ですが、翼の白がはっきり認められます。オジロとちがって留鳥はいないので、まもな

くみんなサハリンか沿海州に渡るはずです。その前に体力を養おうと、虎視眈々水中の魚影を探しているのでし

ょうか。

 はっきり撮れたのは4羽だけ。でも、さらに遠方に何羽か、それらしい姿がありました。撮りそこねたけれど、

湖の上空にも。渡りをする猛禽類は、出発前に大挙して集まり、急上昇・急降下を繰り返すことがあるようです。

かつて一度だけ能取岬で見たのがそれかもしれません。ひょっとしたら、今年はこの近くのどこかに集まって出

初するのかも。オオワシが群れて飛ぶのを近くで見られたら、さぞ壮観でしょうね。

 何年か前、サハリンでのオオワシの営巣地調査を撮ったテレビ番組を見たことがあります。開発に追われて数

が減っている、遠くない将来の絶滅が危惧される、という意味のナレーションが重なりました。北海道にも姿を現

さなくなる時を想像すると、さびしくなります。ほんとうに大きくて、飛翔姿の美しい鳥なんですよ。