ヤナギラン

 デジモナさん、港の夜景がきれいですね。わたしは暗くなる前に晩酌を始めるので、めったに夜は外出せず、

夜に車を走らせることが苦手になりました。明け方なら暗くても平気なのですが。というわけで、もっぱらお写真

で楽しませていただきます。

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 本州でも山地には見られるようですが、わたしには亜寒帯や寒帯の花のイメージがあります。サハリンだった

かシベリアだったか、他に花らしい花が一つもない荒地で、ヤナギランだけがはなやいでいる映像を見たことが

あって、その印象が強かったのだと思います。礫地や焼け落ちた森林跡にいち早く繁殖し、他の植物が繁るよう

になると消えるのだとか。種が熱や乾燥に強く、耐えていて裸地になると発芽するのかな。

 写真は屈斜路湖に近い平地で、農地の柵と道路の間に咲いていたものです。何年か前に初めて見たのは、や

はりそのあたりの道路に沿った溝。シダ類、クサフジ、ハンゴンソウなどがはびこり、雑然とした薮になっていまし

た。寒帯の、それも荒地の花と思い込んでいたので、平地の草叢で見るのが意外でした。栽培されることもある

ようなので、種が漏れたのかもしれません。でも人家のない林間の道路わきに咲いていたりもするから、完全な

野生もあるのでしょう。ヤナギは葉の、ランは花の、形から来ているみたい。実際にはランではありません。