夏の野山を飾る花


 デジモナさん、夜景の写真、きれい。街の灯と川の取り合わせがいい。

 山に霧の出ない季節は少ないと思います。春から夏まで、早朝の美幌峠はたいてい視界が霞んでい

ます。冬は山際や川筋で、水滴ではなくて小さな氷が霧になった氷霧が流れたりします。

イメージ 6

イメージ 7

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 1

イメージ 2

 摩周湖に落ち込む斜面に群がり咲いていた黄色い花は、遠くでよくわからないけれど、ミヤマアキノキ

リンソウかも。外輪山の歩道脇で白い傘を広げていたのは、その名もオオカサモチ。標高はせいぜい5、

600メートルです。それでもまあ山と言ってもいいでしょう。

 夏の野を飾る代表的な花がエゾカワラナデシコ。シャッターを押した瞬間、強風が吹いて花が靡いてし

まいました。次がエゾフウロフウロにはいろいろ種類があるみたいだけれど、一番多く見るのはエゾフ

ウロかな。もうすこし青みが強いとチシマフウロかもと、迷うところです。他のフウロは見分けられないの

で、出合ってもこの二種のどれかだと思ってしまうでしょうね。場所は濤沸湖畔です。

 最後の3枚は日の出前後の能取岬に咲いていました。共同牧場の柵際に咲いていた赤紫の穂はエゾ

ミソハギです。ほんとうはミソ(味噌)ではなく、ミゾ゛(溝)なのでしょうね。湿地を好むそうですから。ツリガ

ネニンジンの花はその名のとおり、小さなベルのような形です。「山でうまいはオケラにトトキ、里でうま

いはウリ、ナスビ」という言葉は知っていましたが、そのトトキがツリガネニンジンの若芽だと知ったのは

最近のことです。