淡い雲


 デジモナさん、木々の間から夕陽が漏れる道を歩くころには、暑さもやわらいでいるのでしょうね。

わたしも霧の風景は好きです。見飽きた風景を別なものに変えてくれます。

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 空気が澄んでいるので、ブルーの空に浮かぶ白く淡い雲もはっきり見えます。太陽のある方向は、青空の色が

少しくすんで黒っぽく写るのが残念。前の4枚は屈斜路湖を囲む山の道で、後の4枚は大雪山旭岳高原で撮り

ました。前の4枚のブルーが薄いのはたぶん、霧が晴れた直後で、大気に水分が多かったからです。

 東京とその近郊都市に住んだ47年間で、記憶に残る空は一つだけ。正月に埼玉の公団住宅高層階の窓から

眺めた、富士山が浮かぶ朝空です。空気が澄んでいるのは、一年のうちわずか数日だったのでしょう。旅先では

印象深かった空があります。尾瀬ヶ原の温泉小屋で、夕食後ウイスキーを舐めながら眺めた夕焼け。夏休の蔵

王大平ホテルで、食堂のベランダにしつらえてもらった食卓に就いて眺めた空。この二つは忘れられません。

 美幌に来て何よりうれしかったのは、晴れていればどの季節にも見られるオホーツクブルーの空と白い雲。そ

して、あざやかな色の朝焼けと夕焼け。本州以西でも、田舎にはそれぞれきれいな空があるのでしょうね。過疎

で地方が寂れるのは困りますが、水と空が汚れるような形での経済活性化はいやです。