神々の遊ぶ庭


 デジモナさん、錦江湾の日の出、雲に邪魔されていませんね。わたしもいつか、晴れたオホーツク海に昇る日

を撮れるかな。

 鹿児島は南だから本州より暑いのかと思っていましたが、そうでもないのですね。

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 旭岳を主峰とする2千メートル前後の山々の総称が大雪山。この山塊をアイヌはカムイミンタラ(神々の遊ぶ

庭)と呼んだとか。もう峰々の稜線をたどる体力はありませんが、標高1.500から1.600ほどの旭岳中腹に広

がる高原を歩けば、そう呼びたくなる気持ちはわかります。

 斜面のピンクはエゾノツガザクラ、白はイソツツジ。平年だとこの時季、チングルマの白がピンクより目立ちま

す。今年は残雪がその代りです。このあたりがちょうど森林限界。緑の主役はハイマツと笹です。ここか

ら登る旭岳登山道には、下から見るかぎりでは緑がありません。

 映像では大雪山縦走路のあちこちで登山者を迎えるお花畑が紹介されています。でも映像は風の匂

いを伝えてくれません。わたしも黒岳と愛山渓から登った稜線で、その一部は体験しました。今は、ロー

プウエーで入り口まで来ることができるこの高原が、わたしが楽しむことのできる唯一の天上庭園です。