香るスズラン


  デジモナさん、北海道のドライブは楽しいですよ。もっとも浮かれて暴走する観光客は、あまり歓迎できませ
 
ん。と言って、残雪期に過剰におびえて、前をのろのろ走られるのも迷惑です。ところでそちらにはもう赤とんぼ
 
が。さすがに南国ですね。

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 スズランの花は茂る葉の陰に隠れてあまり目立ちませんが、馥郁たる香りで確かな自己主張をしています。庭
 
に下りているときはもちろん、窓際に座っているときにも、気持ちのいい匂いが押し寄せてきます。とはいえ香り
 
が強いのはせいぜい一週間か十日です。この短い時間のために、一年をかけて芽を出し、葉を繁らせ、地下茎
 
肥らせているのでしょうか。
 
 スズランだけでなくハッカ、タイム、ラベンダーなど、香草には繁殖力の旺盛な植物が多いような。ウチの庭で
 
も、ほおっておけばそれらが我が物顔で領分を拡大します。他の作物を育てるスペースを確保するため、根を
 
掘り起こし、芽を摘む防戦を強いられます。それでも目だけでなく鼻でも楽しみたいので、節度を守って毎年
 
甦ってほしいというのが、わたしの願いです。
 
 
 津別のクリンソウについて、先日書いたことを訂正します。写真は、終わりかけではなく、咲きはじめでした。今
 
年は季節感を狂わせる花が多くて、錯覚してしまいました。だいたい本州より北海道で早く咲くなんて、ありえま
 
せんよね。でも、津別のクリンソウが相当遅れていることは確かです。平年ならとっくに終わっているはずです。
 
ということは、関東でも今年は遅かったのでしょうか。