終わりかけのクリンソウ


 デジモナさん、一般道路で200キロを3時間で走れます。こちらに来てから、ますますドライブが好きになりまし

た。でも凍結期は気軽に遠出できません。

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美幌の南側の隣町は、一大木材生産地である津別です。この町で市街地からしばらく南東に走ると、標高754

メートルの津別峠を経て屈斜路湖畔に至る、つづら折の山道の分岐点があります。山道に入らず少し直進する

と、クリンソウの大集落で知られる町民の森に着きます。

 盛りは過ぎていました。遊歩道に入ってしばらくは赤紫の色彩が見えず、もうすっかり終わったものとあきらめ

かけたとき、行く手に散り残る小さな群落が次々現れました。葉だけが広がる場所がほとんどでしたが、遅くまで

雪が残っていたり日陰だったりした場所では、咲くのも散るのも遅れたのでしょう。

 北海道にあるサクラソウ科の花は、山地に多いコザクラの仲間の他は、サクラソウオオサクラソウ、サクラソ

ウモドキ、そしてクリンソウです。クリンソウの名の由来は、茎を輪のように取り囲む花の段が9層というこ

と。だけど実際にはたいてい3,4段で、多くても7段です。