日本一大きい台地

 
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 阿寒湖を囲む三山から始まって東にのびる山地は、摩周湖外輪山、標津岳、斜里岳、海別岳などを経て、知

床連山につながり、知床岬で海に没しています。山地の北側はオホーク海気象圏で、網走や美幌はその一部

です。山地の南は、根室から釧路北東部にかけて釧(こんせん)台地が広がり、その先が根室海峡と太

平洋です。

 根釧台地の標高は100~200メートル。広さは武蔵野台地の7倍の5000平方キロで、日本最大の

台地です。火山灰質の土壌と、太平洋から押し寄せる霧による低温・短い日照時間のため、農耕には

適さず、一大牧場地帯になっています。中で一番標高が高い位置にある牧場の展望台が、開陽台と多

和平です。ともに360度の展望と地平線が見えることを売りにしています。

 今日の写真は5月19日に多和平で撮ったものです。異常低温が続いていた時季で、山々はまっ白で

す。牧草があまり育っておらず、牛や羊はまだ少ししか放牧されていませんでした。霧こそ出ていないけ

れど、いつも通りの強い風と曇り空。東と南の地平線の輪郭はぼやけています。