荒涼たる野付半島


 デジモナさん、時計草ってこんな花だったんですね。おもしろそうなので、検索してみました。またの名がパッ

ションフラワーで、パッションフルーツも仲間だとか。

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 根室海峡に突き出した野付半島の五月末です。日曜日とあって、観光バスが何台も来て、ネイチャーセン

ターからトドワラまでの馬車も動いていました。しかし緑はわずか、吹く風は冷たく、荒涼とした風景で

す。これがもうすぐ、シコタンタンポポ、センダイハギ、クロユリ、エゾカンゾウハマナス、アヤメなど、花

々が次々咲きこぼれる楽園の風景に変わります。その変化は、実際に見ていなければ信じられない

もしれません。

 総延長28キロの日本最大規模の砂嘴です。半島が抱え込む野付湾では、春と秋の漁期に、たくさん

の打瀬舟が浮かび、漁師が足で帆をあやすりながら、船べりから身を乗り出してホッカイシマエビを獲る

風景が見られます。

 半島のあちこちに海抜3メートルの標識があります。根室沖は巨大地震の発生が危惧される場所で

す。それでも半島の先のほうに人家が見えて、津波が来たらどうなるのか、行くたびに気になります。車

で逃げても、20キロ走るにはけっこう時間がかかるでしょうに。