退く雪を追って咲く


 デジモナさん、黒い蝶、迫力がありますね。クリンソウ咲く森や夏の釧路湿原で舞っていたミヤマカラス

アゲハを思い出しました。

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 五日前、網走湖呼人半島高台の森には、ところどころ雪が残っていました。開いたばかりの地面に、福寿草

蕾が頭をもたげています。林床が乾くにつれて花の数が増えていきます。最後の1枚に注目してください。ガクが

花びらよりだいぶ長く見えます。前にアップした岬の花はキタミフクジュソウでしたが、呼人の森のはフクジュソ

ウです。

 この日は全体として、季節が始まったばかりの印象でした。五月に入れば、陽の射すところに白いアズマイチ

ゲが群がり咲き、木々の陰では福寿草とナニワズの黄色が競い合い、紫のエゾエンゴサクが白と黄色の覇権に

異議を唱え、この森の経が一気にはなやぎます。北海道東部で確かな春が感じられるのは、そのころからで

す。

 昨日夕方は霰がぱらつき、今朝の気温は零下1度。花の季節になだれ込む前に、何度か後ずさりするのは例

年のことです。