峠の白い風景
暦は春ですが、北海道はまだ冬。雲ひとつない3月の朝、美幌峠に立ってどちらを向いても、風景の基調は白
でした。藻琴山へ続く稜線で視界を遮られる北東方向を除き、300度の展望が開けているのがこの峠の
ます。
湖対岸の稜線で、中島の中央よりやや左上に小さく見えているとんがりは、カムイヌプリ(アイヌ語の神
の山=摩周岳)。真南、美幌峠最高点の右にわずかに見えている白いベレー帽は、サマッケヌプリ(横に
なっている山)でしょうか。西南西から西に広がる遠い稜線は東大雪の山々です。
湖の南を抜けるのと、二つのルートが考えられます。どちらにしても2時間以上かかります。東京―富士
飛ばせますよ。覆面パトカーを警戒しながらですけどね。