重い波


 デジモナさん、夕陽に赤く染まった櫻島は迫力ありますね。こちらは低山でも雪山。なかなか気軽に近寄れま

ん。

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 波が打ち寄せているのは浜ではなく、沿岸氷と流氷の間の隙間です。海面はジャム氷で粘性が増し、おびただ

しい氷片を載せています。いかにも重そうにゆっくり盛り上がり、やっとのことで白く砕けます。ひしめきあう氷塊

は遠目では小さく見えますが、近寄ると手漕ぎボートほど、あるいはもっと大きかったりもします。

 この写真は網走で接岸初日が宣言された17日のもの。砕氷船ではない、ふつうの漁船が航行できる海面がな

くなると、流氷の接岸と判断されます。今日あたりは斜里から知床にかけて、まったく海面が見えない氷原ができ

ているかもしれません。小清水原生花園や浜小清水の海岸には、流氷に押されて乗り上げた氷塊の小山が連

っているでしょうか。