ご近所のオジロワシ
買い物から帰ってきたとき、雪かきをしているとき、窓を開けたときなど、5メートルか10メートル先の土手の空
ラを掴んで土手に近づくといつも、はるか遠くで小さな点になっていたり、川向こうで木々の陰になっていたりで、
がっかりするばかり。冬の3ヶ月ほどはほとんど毎日会う、なじみのご近所さんなのに、気むずかし屋で、クロー
ズアップはなかなか撮らせてくれません。
けっきょく土手歩きの間にたまたま見かけたときがチャンス。でも今シーズンはいつも不意を突かれ、いい絵に
ならなくて。前はあまり雪が深くなくて、膝までの長靴やスパッツ着用で土手歩きができる日がけっこうありまし
た。日の出前後の早朝、気温が-20度を下回っていると、ワシたちもあまり元気がないのか、かなり近づいても
枝から動きませんでした。それで止まっている姿を撮ってから、カメラを構えたままさらに接近し、飛び立つとこ
ろをクローズアップする機会があったのです。ところが今期はスキーなしには歩けない積雪量。板が雪をこす
る音に敏感に反応するようで、こちらが気付く前に先を越され、うまくファインダーに捉えられていません。
3月になると、美幌川のウチに近い流域からいち早く他に移るようです。それでもまだ1ヵ月半はあるので、懲り
ずに接写の機会を窺うつもり。この前のもこもこアカゲラみたいなのが撮れれば、それで満足して興味が他の被
写体に移るのですが、今日アップしたような写真だけでは未練が残って。