川岸の夜明け
そらさん、雪景色を気に入ってもらえて嬉しいです。わたしは高卒とともに雪国を離れ、50年ほどを経て老年
期に再び白い冬をくらしはじめました。なつかしさのような気持ちがあるのでしょう。ずっとここにいたらちがつた
かも。
冬は特に、明かりがさしはじめた窓を開けて、川岸の方角を眺めるのが楽しみです。気が向くと、カメラを手に
出たくなります。吹雪いたりしんしんと降り続いたりする暗いときは、何か用事がなければ閉じこもることになりま
すが。
先日、屋根の雪下ろしをしてもらいました。こちらに来てから2回目、もちろん12月は初めてです。今冬は年が
明けてからも何度かお願いすることになりそうな。料金が時間制なのはちょっと不思議です。給与なら時間給も
ありますが、請負仕事ですから。意図的に時間を長引かせたりはないのでしょうね。雪下ろしでも庭木の始末で
も、きちんと仕事をしてくれました。このせちがらい世のなかで、そんな信頼関係が成立するのは嬉しいことで
す。1時間4.000円。シャベルカーまで持ち込み、大の男が二人で作業しての値段ですよ。たぶん首都圏ではあり
えませんね。