ススキ銀色

タムラ、それにしても新潟県のほうが東京より人口が多かったんだ! それだけ農業の比重が大きかったかと

いうことかな。大都市圏への本格的な人口大移動は、ぼくらが中学生のころからだよね。

 今回調べたら大伯皇女って大来皇女のことみたい。それなら大津皇子の姉じゃないの。伊勢へ訪ねてきた弟

を見送るときの歌だね。(たぶん陰謀で)大津皇子の刑死が決まる前のこと。「ももづたふ磐余の池に鳴く鴨を今

日のみ見てや雲隠りなむ」を覚えたのは、中三のときだったような。

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 ススキを飾って月見をするのは秋分の日ごろかな。映像だと、まだばらけていない若い穂を使っていますね。

細くまとまってしだれ、風に揺れているのは風情があるけれど、野外では色に少し黒ずみが感じられます。もう少

し熟して綿毛がほんの少しふんわりしはじめるころ、逆光に浮き上がって透明感のある銀色に輝くところが、わた

しはいちばん好きです。

 この写真は10月8日のワッカ原生花園で。昨夜から今朝にかけて、夢うつつに吹き荒れる木枯らしを聞いてい

ました。もうススキの綿毛は散りはてているでしょうね。そろそろ町のここそこで色づく林を訪ねようと思っていた

けれど、風の一吹きごとに盛大に木の葉が舞う光景が目に浮かびます。今年は十分紅葉する前に木枯らしが追

いつく場所もありそうな。