高原を霧が流れる

そらさん、常呂遺跡の森では春五月にフデリンドウが咲いていました。草丈が10センチに満たない小さな花

ですが。

 
 タムラ、いつも行く能取岬の対岸の草原で見たエゾリンドウは、10本前後の塊がいくつか散らばっていまし

た。旭平のように大きな群れがあちこちにあるのはわたしも初めてです。

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 旭岳ロープウエー姿見駅に着いたときはよく晴れていたのですが、腹ごしらえをしてから歩きはじめようと、おに

ぎりを食べている間に青空がだいぶ雲に隠されました。探勝路の途中で、北東方向にある安足間岳・比布岳あた

りから霧が流れ、姿見の池に近づくころには旭岳の山頂が見えなくなり、最後の長い下りは霧のなかでした。下

から見上げれば山にちょっと雲がかかっているだけなのでしょうね。

 美幌に移り住む前、東京や埼玉に住んでいたころから何度も北海道に来ていました。それでも、姿見の池高原

探勝路を歩きとおしたのは移住後のことです。道外からの旅行で来ていたときは、頂上駅を降りると、あるいは

歩きはじめると天気が崩れ、すぐ引き返すことに。前もって日程を決め宿を予約していました。天気がどうあろう

とも決めた日にロープウエーに乗るしかなかったのです。いまは天気予報を慎重に確かめてから出かけるので、

空振りはありません。

 晴れていれば快適なこのコースも、降られると真夏でも体が芯から冷えます。いちばん遠いところにいても、急

げば30分もかからずロープウエー駅に着きますから、冬以外の遭難は考えられません。それでも濡れた岩は

滑るし、風が出れば傘は役に立ちません。軽装で来た人が、途中で天候が急変して懲りることはあるかも。トム

ラウシで死者が出たのは確か夏でしたよね。

 この日は山ろく駅から外に出るといい天気で、その後行った旭山動物園では暑さに閉口しました。