鈍色の網走湖


 ゆみこさん、広がる赤はほんとうに目を惹きますよね。全体のデザインに工夫したらもっとおもしろくなるのかも

しれないけれど、忙しい人たちがお金をかけないでやっているのでしょうね。

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 たそがれ時というほどの時刻ではないのですが、網走湖女満別湖畔は鈍色(にびいろ)に沈んでいます。羽田

から午後の一便で着いた人を迎えた空港の空はほぼ晴れ。そのまま案内した能取岬はどんよりしていて、岬か

ら帰るときに土砂降りになりました。でも激しい雨は能取湖畔の道だけ。網走天都山の花園では青空も出てい

ました。そこからわが家に向かい、最後に立ち寄ったのが女満別湖畔です。ここでは薄日が射す瞬間もあった

けれど、だいたいは雲が垂れ込めていました。美幌のウチに着いたら西日が。網走上空にかかった雲が岬付

近だけ厚くなって、集中豪雨を降らせたということでしょうか。とにかくオホーツク地方は山と同じで天気が移り気

です。

 網走湖は北東から南西方向が長くなっています。オホーツク国道に接する北の湖面、呼人半島周辺、女満別

湖畔から見る南部では、同じ湖でもそれぞれ少しずつ雰囲気がちがいます。女満別湖畔がいちばん気安いよう

な。わたしがしょっちゅう行って見慣れているからかも。でもそれだけでなく、いつも湖畔に漁船がつながれている

こと、水際の葦や木々と湖面がしっくり調和していることもあるような。