初秋の野付半島原生花園

なとりさん、太平洋に突き出ているお住まいに近い岬は、オホーツク海の岬と季節感がちがうのでしょうね。


 そらさん、昨日のフリペに、サロマ湖畔でサンゴソウの色付きが始まったという記事が載っていました。まだほ

んの一分だそうですが。

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 野付半島は野付湾と根室海峡の間に伸びる30キロ弱の砂洲です。わたしが訪れた1週間前の金曜日はどん

よりした雲と霧の下。それでも原生花園の花々は輝いていました。黄色いノボロギク、白とブルーのツリガネニン

ジン、薄い紅色エゾフウロ、ピンクのハマナスとその赤い実。どれも網走周辺の海岸草原と同じ種です。しかも明

るい陽射はありません。それなのにどうしてこんなに色があざやかなのでしょう。野付半島原生花園は他の草原

とちがい、初秋も春に劣らず美しいのだと初めて知りました。

 ハマナスは白も見ますがほとんど赤です。黄色や白の花は、明るすぎてハレーションが起きるので、2,3段暗

くして撮ります。でも赤いハマナスはたいていその必要がありませんでした。ところが野付半島ではあざやかなピ

ンク。普通に撮った最後の二枚、ハレーション気味で花弁の輪郭がわかりません。

 行くたびに思うのは、左右を海に挟まれ、ほとんどが標高1メートルにも満たないような、砂洲の危うさです。じ

っさい温暖化で海面が上昇し、年々砂洲がやせ細り、道路近くまで海水が来ることもあるのだとか。やがて、ここ

が島になり、さらにこのすばらしい原生花園がすべて水没する日が来るのでしょうか。